OLでも受かった!第二種電気工事士技能試験突破のコツ

OLでも受かった!第二種電気工事士技能試験突破のコツ

技能試験を終えて

1月22日、2020年度下期の第二種電気工事士試験の合格発表がありました。

弊社では、OL2名中2名が筆記試験を突破し、その後の技能試験では2名中1名が合格しました。

今回の記事では、技能試験の勉強方法を振り返り、2人の受験記録から受かる勉強方法について解説していきたいと思います。

これから第二種電気工事士の技能試験を受験予定の方は、ぜひご覧ください!

◆ 筆記試験の勉強方法はこちら!

プロフィール紹介

まずは簡単に2人のプロフィールを紹介します。

◆ 受かった人(Iさん/写真中央)

2020年下期第二種電気工事士技能試験に無事合格したOL

文系で工事経験は一切なしの、筆者の上司です。

これから受験する皆さんが聞きたいのは受かった人の勉強法方法に違いないので、この記事ではIさんの勉強方法を中心にご紹介していきます。

◆ 落ちた人(筆者)

今まで青山OLが受ける第二種電気工事士シリーズを書いてきた張本人ですが、技能試験で不合格となってしまったOL。

文系、工事経験一切なし。器用な方ではありません。

この記事では「もっとこう勉強しておけばよかった」という後悔話などを紹介しつつ、これから受験する方が同じ道をたどらないよう、伝えられることを伝えていきたいと思います。

大まかな勉強方法の紹介

まずは、今回の技能試験を受験した私たち2人の勉強方法を大まかに紹介したいと思います。

勉強方法、勉強時間は、2人ともほぼ変わりません。

Iさん: 勉強時間40時間(期間2週間)/候補問題2周+α/動画解説サイトメインにテキストを見つつ練習→合格

筆者:勉強時間40時間(期間1カ月)/候補問題2周/動画解説サイトメインテキストを見つつ練習→不合格

※ 筆記試験とのトータルではなく、あくまで技能試験のみの勉強時間です。

※ 上記勉強時間とは別に、複線図作成を復習した時間がIさん3時間、筆者6時間ほど含まれます。

詳しい勉強方法は、次の項目から解説します。

まずは複線図の復習

工具をもって練習する前に、最初に取り掛かったのが複線図の作成です。

技能試験は、まず候補問題を見て、複線図を作成し、その後実際に作品を作る流れで進めていきます。

なかには複線図を書かないという方もいますが、よほど練習しない限り複線図を書かないで作業を進めることは難しいので、複線図の作成方法は勉強しておいた方がいいでしょう。

Iさんは、工具をもって実作業の練習に取り掛かる前に、候補問題の複線図作成を3周ほど行ったそうです。

筆者は、筆記試験時に理解があやふやなまま進めてしまったため、実作業の練習前に3時間ほど構造の理解から勉強しなおし、その後も日々の練習の前後で1日10分ほど別途複線図を書く練習をしていました。

技能試験の勉強開始時期/勉強時間

技能試験の実作業における勉強時間は2人ともそれほど変わらず、私も、Iさんも40時間程度でした。

私たちは12月13日が受験日でしたが、筆者の場合は、11月初旬ごろからテキストを見て材料を切ってみたり基本の輪づくりを練習してみたりしつつ、平均して1日1時間ほど練習しました。

Iさんの場合は、着手したのが11月26日で、そこから毎日2時間ほど勉強したそう。

Iさんの方が短期集中型ということになりますね。

練習量

候補問題は全部で13問あります。

Iさんは候補問題をそれぞれ2周+前日に追加で出そうな問題を予想して追加で2問を練習したそうです。

筆者の練習量も同じく2周。プラスで単位作業の練習を行っていました。

お互い、材料は1周分しか買っていなかったため、慣れてきたらケーブルを短めにするなどして材料を節約しながら練習していました(追加でケーブルのみ調達しました)。

練習量にはあまり差がありません。

※ 候補問題はこちら

使用テキスト

Iさん、筆者ともに使用したテキストはこちら。

オーム社様の、「ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士筆記試験すい~っと合格」シリーズです。

リンクは最新版ですが、Iさんは会社に資料としてあった2018年版、筆者は新たに購入した2020年版を使用していました。

試験問題が変わっていなければ、数年前のテキストでも使用できますので、コストを抑えたい方は過去のテキストを先輩に借りるなどしてもいいかもしれません。

こちらのテキストは写真による解説も多く、更にテキスト内のQRコードをスキャンすると動画での解説も見ることができ、とても便利でおすすめです。

解説動画サイト

2人とも、テキストの解説に加えて動画の解説サイトも利用していました。

◆ 電工試験の虎

Iさんがよく利用していた動画サイトは、工具メーカーであるホーザン株式会社様の第二種電工試験の虎というサイトです。

こちらのサイトは、結線作業や施工方法などの単位作業に加え、技能試験の候補問題番号ごとに最初から完成までの手順もすべて動画で学ぶことができ、初心者に非常に優しいサイトです。

ちなみに、筆記試験問題の解説も充実しており、私たち2人は筆記試験の時から大変お世話になっていました。

◆ 「すい~っと合格」テキスト得点の動画

筆者がよく利用していたのは、使用したテキストの「ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士筆記試験すい~っと合格」内に掲載されている、QRコードから飛ぶことのできるYoutubeの動画解説サイトです。

購入者特典のため、こちらでURLを紹介することはできませんが、テキストを見て気になった作業があればすぐにQRコードから解説動画に飛ぶことができるので、非常に便利でおすすめと言えます。

◆ 動画の選び方

ご紹介しているホーザン様と、オーム社様テキストから飛べる動画は、両方ともyoutubeで動画を視聴しますが、2021年2月現在、両者とも広告がついていません

広告のついている動画だと動画視聴までに時間がかかりストレスに感じるので、時間をムダにせず視聴できることもいいポイントだと感じました。

特に独学の方は、テキストの写真だけを見て覚えるよりも、映像を見て覚えた方がコツがつかみやすいので、何かしら動画を見て練習するのがいいと思います。

私たちは動画を見ながら作業をして、わからない手の動きは動画を戻して繰り返し見て、何度も動画を見ることで手の動かし方を覚えていきました

日々の練習方法

最初にも少し触れましたが、練習方法に関しては、筆者とIさんで少々違っていました。

違いを簡単にまとめると、

Iさん:練習を始めた最初の段階から候補問題を完成まで通しで練習していた(難しい単位作業については単体でも練習)

筆者:最初は輪づくり、結線など部分的にしか練習せず、後半になって通しでの練習を始めた

このような差がありました。

いま振り返ってみると、最初から通しで練習を行った方が時間を意識して進めることができ、本番により近い形で経験を積めるので、なるべく最初から完成まで通して練習する時間を多く設けた方がいいように思います。

もちろん、最初は制限時間内には完成させることはできません。

Iさんの場合、最初に作った候補問題は完成までに2時間かかったそうです。

タイムは繰り返していくうちに縮んでいくので、最初は完成させることだけを意識して練習しましょう。

繰り返し練習すべき単位作業

難しい単位作業、不得意だと感じる単位作業については別途練習する必要があります。

Iさん、筆者ともに繰り返し練習した単位作業として挙げたのが、ランプレセプタクルの結線です。

この作業は本番でも多くの候補問題に組み込まれており出題される確率も高いので、ミスをなくし作業時間を短縮するためにも繰り返し練習しておくことをおススメします。

例えば1日1~2問候補問題を完成させ、それとは別に1日1回、ランプレセプタクルの結線を練習しておくというような練習スケジュールを組むのがいいと思います。

(この写真は被膜を向きすぎているのでマネしないでください)

気を付けるべき、「欠陥」の落とし穴

技能試験を受けるにあたって絶対にやっておかなければならないことがあります。

それは、欠陥の判断基準を熟知することです。

候補問題を作成する時、リンクしている欠陥の判断基準に1つでも引っかかっている所があれば、その時点で不合格となります。

時間内に収めても、他がどんなにきれいにできていても、不合格です。

技能試験のテキストを買えば、どういった場合が欠陥にあたるか写真で解説がされているので、練習で作品を作ったら欠陥に該当する箇所がないか、1回1回細かく確認するようにしましょう。

欠陥に気づかないと、自分の作品が合格に値するのか、不合格に値するのかの判断が付きません。

そのため欠陥事例についてはとにかく、写真で覚え、文章を読み、頭に入れましょう

私たちが独学で特に難しいと感じたのは、欠陥がないかを自己判断しなければならないことでした。

難しければお金を払って外部の講習会に通うという手もありますが、決して安い金額ではないので、独学の方は迷いどころだと思います。

結局、どれだけ練習すれば受かるの?

何時間練習すれば受かるのか」「何周練習すれば受かるのか」気になる方は多いかと思います。

しかし、正直に言って技能試験は筆記試験と違い必要な練習量にかなり個人差が出る試験だと思います。

Iさんは40時間/候補問題2周の練習で合格しましたが、筆者は同じく40時間/2周練習しても、前日まで全く合格できる気がしませんでした

私たち2人の結果を見たうえで1つの目安を提示するのであれば以下の通りです。

◆ 全くの素人の場合、合格までに必要な勉強時間/練習量は…

飲み込みがうまい方だと勉強時間は~40時間/候補問題2周くらいで合格できる

ただし欠陥の判断基準を熟知して、自分の作品が合格に値するのか判断できるようになることは必須。

飲み込みが悪い方だと、40~80時間/候補問題3~4周必要。

だが、それでも合格できない可能性はある。

不器用なのに2種電工が取りたいあなたへ 

技能試験は必要な練習量にかなり個人差が出る

こんな風に言うと、心配になってしまう方もいるかもしれません。

ですが筆者は、事実としてこの試験は一人で頑張ってもどうにもならない人がいる試験だと感じました。

あなたは不器用か?と問われて、不器用だと即答できる方。

素直にお金を払って講習会に行きましょう

思い返せば筆者は、日常生活においてよく食べ物を落とす、家庭科の授業でまっすぐに布を縫うことができない、包丁で手を切る、図工の授業の後、作品が飾られるのが恥ずかしい…などなど、手先が器用でないことによるたくさんの苦い思い出があります。

似たような方であれば、おそらく候補問題を5問ほど解いた時点で「自分は一人でこの試験を突破することは難しい」と悟る瞬間がくると思います。

その時点で、講習会を予約しましょう。

自分が独学で試験を突破できるかを判断するためにも、練習は早めに手を付けてください。

筆記試験は自己採点が可能なので、筆記試験合格が分かった時点で材料を買い、早めに練習して早めに挫折すれば、まだ外部に頼って合格するという手段が残されています。

とはいえこの試験は、毎年6~7割程度の方が合格しています

独学で頑張って合格を目指せるのであれば、金銭面の負担を考えると個人で頑張った方がいいのは確実です。

独学で合格を目指すか外部に頼るかを判断するためにも、練習は早めに取り掛かりましょう。

試験1~2週間前にすべきこと

試験1~2週間ほど前になったら、作業時間を計って、時間内に収めることを意識した練習が必要です。

試験時間は複線図作成の時間も含めて40分ですので、本番を想定した練習を行うようにしましょう。

なお、本番では緊張から想定外の事故が起こることもあります。

Iさんの場合、本番で手から出血するケガをしてしまったそうです。

そういったトラブルのリカバリーも想定して、余裕をもって作業を完成させられるようにしましょう。

独学での合格を目指すためのポイント4つ

では、ここまでご紹介した中で、独学での合格を目指すために重要なことを4つおさらいします。

・独学の場合はテキストに加え動画の有効活用が大切。動画を何度も見てコツをつかもう!

・最初は時間にとらわれず、後半は時間も意識してとにかく完成まで作ることを繰り返す。

・欠陥=一発不合格。欠陥の基準は頭に入れて、練習で作品が完成するごとに欠陥がないかを細かく確認しよう。

・練習は早めに取り掛かろう。独学での合格が難しいと感じたら、素直に外部講習を受講するのも手です。

合格に向けて

合格発表後すぐに、Iさんの家には、合格通知が届きました。

筆記試験、技能試験と2つの試験を突破してつかんだ合格はとても嬉しいもの。

これから受験される方、勉強は計画的に行い、ぜひ合格をつかみ取ってください!

◆ OLが受ける電気工事士シリーズ(シーズン1:筆記試験編)

第1弾第2弾第3弾第4弾筆記持ち物準備編筆記試験の勉強方法まとめ

◆ シーズン2(技能試験編)

第1弾第2弾技能持ち物準備編第3弾
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