【2024年版】第二種電気工事士技能(実技)試験に必要な持ち物を写真で解説!

特集

第二種電気工事士の技能(実技)試験に必要な持ち物は、受験票、筆記用具、指定工具の3点です

この記事では、

必要な持ち物紹介

持って行くと役立つアイテム紹介 を行っています。

また、試験当日の時間割や、当日の注意点についても解説しています。

受験の前に確認し、必要なものを揃えておきましょう。

◆ 筆記試験を受験予定の方は、筆記試験の持ち物について解説した記事をご覧ください!

◆ 技能試験の合格率や候補問題の出題率が知りたい方は、第二種電気工事士技能試験の合格率は?候補問題の出題予想もチェック!をぜひご覧ください!

第二種電気工事士「技能(実技)試験」に必要な持ち物一覧

第二種電気工事士技能(実技)試験に必要な持ち物一覧

第二種電気工事士技能(実技)試験に必要な持ち物を確認していきましょう。

受験票(必須)

第二種電気工事士技能(実技)試験の受験票
※ 写真の受験票は過去に受験した際のものです。2024年の受験票とは仕様が異なる可能性があります

第二種電気工事士の技能(実技)試験を受けるには、事前に郵送されている受験票が必要です。

家を出る前に、受験票を持っているか必ず確認しましょう。

学科試験(筆記方式)と技能試験は、受験票がないと受験ができません。受験票が届かない場合や、紛失、破損してしまった場合、下記の申出日に受験者ご本人から試験センターまで、連絡してください。申出日を超過している場合でも、速やかに試験センターへ連絡してください。

【未着申し出日】学科試験(筆記方式):5月16日(木) 技能試験:7月10日(水)

【試験に関する問い合わせ】電話:03-3552-7691 (平日9時~17時15分)

引用:電気技術者試験センター 令和6年度第二種電気工事士試験(国家試験)上期試験受験案内 受験案内

補足:写真票は廃止に!

過去には「受験票」に加え「写真票」の持参が求められていました。2024年現在は写真の事前登録制が始まり、写真票の発行はなくなりました。持ち物一覧の写真には受験票に加え緑色の写真票が写っていますが、受験票1枚の持参でOKです。

筆記用具(必須)

・複線図作成のため、必要な筆記用具の持参を!

・鉛筆削り、替え芯があると安心!

・おすすめは消せるタイプの3色ボールペン!

・白紙の持ち込みは不可

技能(実技)試験では、施工前に複線図の作成を行います。シャープペンシルや消しゴムなど必要な筆記用具を持参しましょう。鉛筆の方は鉛筆削り、シャープペンシルの方は替え芯も用意しておくと安心です。

また、複線図作成のために色鉛筆、色ボールペン、蛍光ペン、マジック、定規などを使用することも可能です。

実際に試験を受験した編集部のおすすめは、消せるタイプの3色ボールペンです。技能試験は作業スペースが限られますが、3色ボールペンだとかさばりません。さらに、消せるタイプだと修正もスムーズです。

複線図作成用の白紙は持ち込むことができません。問題用紙の空きスペースで複線図を作成する必要があります。

◆ 編集部2名が資格取得にチャレンジした第二種電気工事士受験記もぜひご覧ください!

作業用工具(必須)

第二種電気工事士技能(実技)試験に必要な工具一覧

技能(実技)試験で指定されている工具は以下の6つです。これらは最低限必要ですので、受験者は必ず持参してください。

・ペンチ

・プラスドライバー/マイナスドライバー

・ナイフ

・スケール

ウォーターポンプフライヤ

・リングスリーブ圧着用工具(JIS C 9711:1982・1990・1997適合品)

また、この試験では指定工具以外にも電動以外すべての工具を使用することができます(一部NG基準あり。【重要】使用NG工具を持っていかないの項目で詳しく解説しています)。

上記工具以外にも、普段使い慣れている工具があれば持参してください。

ただし、カッターナイフの使用はけが人がでるため自粛するようにとの記載がありますので、ご注意ください。

時計(必須ではないが持参したほうが良い)

試験会場によっては時計がなかったり、距離が遠く文字盤が見えにくい場合があるので、時計の持参をおすすめします。

電卓機能、スマートウォッチ等の通信機能を持つもの、アラームなど音が出るものは使用できません

時計は100均などでも手に入るので、試験前に用意しておきましょう。

マスク(必須ではないが持参したほうが良い)

咳エチケットを励行してください。マスクの着用については、個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断に委ねることにいたします。ただし、試験会場からの要請によりマスクを着用していただく場合がありますので、予めご了承ください。

引用:令和6年度 第二種電気工事士試験(国家試験)上期試験受験案内

マスクの着用は必須ではありませんが、着用を求められる可能性があります。念のため、マスクも持参すると安心です。

ばんそうこう、手袋(必須ではないが持参したほうが良い)

・ケガをした時のために、ばんそうこうがあると安心!

・手袋をつけたい人は持参OK!

そのほかに持っていくとおすすめのものとして、ばんそうこう手袋が挙げられます。

ばんそうこうは、万が一ケガをした際の応急処置として役立ちます。実際に、編集部が技能(実技)試験を受験した際もケガをしてしまい、持参したばんそうこうが役立ちました。

また、手袋の使用は禁止されていません。普段手袋をつけて作業をしている方は持参してください。

身分証明書(必須ではないが持参したほうが良い)

本人確認が必要になった時のため、写真付きの身分証明書を持参しましょう。

試験に向かう道中、なんらかのトラブルで身分証が必要になる可能性もあります。

腰ベルト(普段使っている人は持参したほうが良い)

技能(実技)試験では、工具を入れるための腰ベルトが使用できます作業スペースが狭い場合があるため、腰ベルトがあるとスペースの確保に役立ちます。

普段、現場仕事などで腰ベルトを使っている方は持参しましょう。持っていない方は、無理に用意する必要はありません。

2024年上期 第二種電気工事士技能(実技)試験の時間割

試験日着席時刻入室禁止時刻試験開始時刻試験終了時刻
2024年7月20日(土)
または
7月21日(日)
10:5010:5511:3012:10
情報出典:令和6年度 第二種電気工事士試験(国家試験)上期試験受験案内

2024年上期 第二種電気工事士技能(実技)試験の時間割は、表の通りです。

着席時刻までに必ず指定された試験室へ入室してください。

遅刻した場合、入室禁止時刻(10:55)までに試験室へ入室しないと、受験ができません。移動時間は余裕をもって設定しましょう。

第二種電気工事士技能(実技)試験当日の注意点

第二種電気工事士技能(実技)試験当日の注意点

第二種電気工事士技能(実技)試験当日の注意点をチェックしていきましょう!

【重要】使用NG工具を持っていかない

・電動工具の使用は禁止!

・電動機能付きの工具も禁止。電動機能をオフにしての使用もNG

・回路計(テスター)等の計測機器、改造した工具、自作した工具NG

技能(実技)試験では、電動工具の使用が禁止されています。また、電動機能付きの工具に関しても使用できないので注意しましょう。

上記以外の工具は全て使用できます。必要なものがあれば持っていきましょう。

工具の貸し借りはできない

試験時は、他の受験者と工具の貸し借りができません

必要なものは全て家から持参しなければならないので、忘れ物がないよう確認しましょう。

追加支給OKの材料とNGの材料がある

以下の材料は、作業のやり直し等により不足が生じた際、追加で支給してもらうことができます

・端子ねじ(ランプレセプタクル、露出形コンセント等)

・リングスリーブ

・差込形コネクタ

上記以外の材料については、追加の支給がありません。

つまり、作業ミスがあるとやり直しがきかないということです。注意しましょう。

材料交換は確認時間中に申し入れる

・試験開始前に配布された材料の確認時間がある

・不備や交換の申し出は材料確認時間中のみ。試験開始後は材料の交換ができないので注意!

※ 情報出典:電気技術者試験センター 電気工事士技能試験の概要と注意すべきポイント(2024年2月更新)

試験会場へ着席後、「試験問題」および「材料箱」が配布されます。

監督員の指示に従って、試験問題表紙の材料表と「材料箱」に収められた材料との照合確認を行ってください。

配布された電線・器具・材料等に不足や不備がある場合は、材料確認中に申し出る必要があります。

試験が始まった後に不備に気づいても、材料交換には対応してもらえませんのでよく確認するようにしましょう。

指定の試験会場以外では受験できない

受験票に記載された指定の会場以外では受験ができません。

編集部の受験時は、筆記試験と技能(実技)試験の試験会場は別でした。試験前日になったら、必ず受験票に記載された受験場所を確認しておきましょう。

作業スペースが狭い場合がある

技能(実技)試験の会場は、高校や大学の講義室が多く、作業スペースが狭い場合があります。

編集部が受験した際の会場は、大学の講義堂でした。

一つの長い机に、複数の椅子が設置され、他の受験者と隣接しながら作業を行うため、工具の置き場がやや狭く感じました。

多くのものを持参しすぎると、邪魔になってしまうかもしれません。必要なものだけを持参しましょう。

合格まであと少し!

第二種電気工事士の技能(実技)試験で必要な持ち物について解説しました。

技能試験に合格すれば、ついに資格保有者。

合格目指して頑張りましょう!

◆ 技能試験の勉強方法を知りたい方は、OLでも独学で受かった!第二種電気工事士技能(実技)試験|コツやおすすめ工具も紹介をぜひご覧ください!

◆ 技能試験の合格率や候補問題の出題率が知りたい方は、第二種電気工事士技能試験の合格率は?候補問題の出題予想もチェック!をぜひご覧ください!

コメント

  1. 匿名 より:

    R4上期の技能試験、合格してました。電工受験にあたってこのサイトには重要な点で助けられました。それは、「複線図に合格だけを目指すのであれば飛ばしてしまうという方法もありますが」というブログ上のコメントです。
    異業種で、やはり1か月程度の独学でしかも一発目で受かろうと都合の良い事を考えていた自分の場合、ホーザンさんの動画を一つ一つ視ていく勉強法をメインとしていたのですが、最終盤で複線図が出てきた時に全く理解が進みませんでした。勉強が止まっている時に青山OLサイトを読み直している時に上記のコメントを見つけ、「これは筆記合格後で構わない」と判断する事ができたのです。これは自分にとってとても大きかった。筆記試験まで2,3日の状態、これで複線図を理解&書けるまでやっていたら恐らく筆記は落ちていたと思います。
    知識、技能自体はホーザンさん、日本エネルギーさんの動画で身に着けましたが、今回の技能合格までの道のりで、合格/不合格の分岐点になったのは間違いなく青山OLさんのあのコメントでした。
    このようなブログを残してくれて感謝しかないです。

    • 電工魂 編集部 より:

      まずは合格おめでとうございます。
      全くの電気工事素人なりに編み出したコツが誰かの役に立てばと思い記事を作成したので、このようなコメントをいただけて非常にうれしく思います。
      複線図は特に電気関係素人には理解が難しく、筆記試験までの限られた時間のなかで勉強に割ける時間をどう配分するかということも重要だと思いますので、参考になって幸いです。
      合格まで至ったのはコメント主様の努力の賜物です。嬉しいご報告ありがとうございました。
      今後もみなさんの役に立つ情報を発信していきますので、電工魂をよろしくお願いいたします。

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