電験二種(第二種電気主任技術者)は合格率24%!8年分のデータをチェック!

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2023年の電験二種(第二種電気主任技術者)試験に向けて

2023年に電験二種(第二種電気主任技術者)の試験を受ける予定の方、または今後受験を検討している方。試験対策は進んでいるでしょうか?

直近8年分の電験二種(第二種電気主任技術者)の合格率推移を知り、試験の参考にしましょう。

◆電験三種の合格率や試験突破のコツをまとめた記事はこちら!

電験二種(第二種電気主任技術者)のデータを知る

電験二種(第二種電気主任技術者)試験の直近の合格率推移について知りましょう。

直近8年分の受験者数、合格者数と合格率推移を一次試験・二次試験ごとにまとめました。

なお、本記事で紹介している合格率は、電気技術者試験センターで公開されている「受験申込者」の数と「受験者」の数のうち、実際に受験をした「受験者*」数を使い、合格者数とあわせて合格率を算出しています。「申し込みはしたけど試験は受けていない」という人を除いた、よりリアルな難易度が把握できます。

*受験者数は、試験4科目中1科目でも出席した方の合計。

電験二種(第二種電気主任技術者)7年分の合格率まとめ

【一次試験】

 2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年2023年合計
受験者数6,5216,5706,6316,9156,2355,9796,1896,31851,358
合格者数1,4561,7371,6001,6331,6951,5392,1781,54513,383
参考:科目合格者数3,0073,4503,0893,3883,0502,7363,0483,44225,210
合格率22.3%26.4%24.1%23.6%27.2%25.7%35.2%24.5%26.0%
参考:科目合格率46.1%52.5%46.6%49.0%48.9%45.8%49.2%54.5%49.0%

【二次試験】

 2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年2023年合計
受験者数2,3642,4352,6242,5132,5122,4072,90417,759
合格者数4593293815747014136983,555
合格率19.4%13.5%14.5%22.8%27.9%17.2%24.0%20.0%
※2023年2次試験は結果が出次第記載します。

直近7年間の電験二種(第二種電気主任技術者)の合格率は、一次試験が平均して26.0%、二次試験が平均して20.0%です。また、最新である2023年上期試験の合格率は一次試験で24.5%、二次試験は結果待ちです

また、電験二種(第二種電気主任技術者)の一次試験は 「理論」「電力」「機械」「法規」の4つから成り立ちます。4科目のうち、1つでも合格した科目合格者を算出する、科目合格率の平均は49.0%です。

※ 電気技術者試験センター 「試験実施状況の推移」を元に自社集計。

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電験二種(第二種電気主任技術者)の最終通過率は11%ほど

前の項目でご紹介した通り、電験二種(第二種電気主任技術者)の合格率は一次試験で26%台。二次試験の合格率は20%台であり、厳しい試験です。

2022年のデータで言えば、電験二種(第二種電気主任技術者)の一次試験を受験した人は6,189人ですが、最終的に二次試験まで合格したのは698人です。

二次試験受験者の中には一次試験の免除者もいるため正確な最終通過率は算出できませんが、参考に、二次試験合格者÷一次試験受験者から算出する試験の最終通過率はおよそ11%となり、一度だけ受験してそのまま資格取得まで進む人は非常に少ないです。

ネットなどでは、「電験二種の勉強時間は、電験三種合格相当の知識があるうえで、さらに400~600時間必要」と言われることもあり、本気で資格が欲しいのであれば長時間受験勉強をすることを覚悟して臨む必要があります。

電験二種(第二種電気主任技術者)も科目合格制度あり

電験二種(第二種電気主任技術者)の一次試験は、電験三種と同じく「理論」「電力」「機械」「法規」の4つから成り立ちます。

また、電験三種と同じように科目合格制度があります。1回の試験で4つ全ての科目を受験できますが、科目ごとに合格判定があるため、例えば「理論」だけ合格ということや、「法規」以外3科目合格ということがありえます。この状態を科目合格といい、4つすべてに合格してはじめて一次試験突破となります。

科目合格は3年間有効!

電験二種(第二種電気主任技術者)で科目合格をした場合、次回以降の試験では合格した科目はパスして受験をすることができます。科目合格は合格した年から3年間有効なので、1つでも合格すれば、3年以内に残りの3科目を合格すれば一次試験を通過できます。

ただし、科目合格を目指す場合、複数回試験を受験する必要がありますので、受験費用は都度かかるということと、資格を取得するまでにそれなりの期間が必要ということは覚悟しておかなければなりません。

二次試験も1年間の免除制度あり!

一次試験突破後、二次試験に挑戦しそこで不合格となった場合、以降1年間は一次試験が免除され二次試験から受験ができます。二次試験に2回連続で不合格となってしまうと、一次試験からやり直すことになります。

認定制度を活用して電験二種(第二種電気主任技術者)を取得する人も

電験二種(第二種電気主任技術者)は、試験に合格するほかにも認定制度を活用して取得する方法があります。

ここでは割愛しますが、詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考ください。

電験二種(第二種電気主任技術者)は高難易度の試験

電験二種(第二種電気技術者)は一次試験、二次試験共に合格率が20%台であり、非常に高難易度の試験です。

電験三種を受験した方で、さらに高みを目指したい方は、ぜひ合格目指して試験に挑んでみてください。

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