【2023】建設業の熱中症死亡者数は179人!応急処置も紹介

建設ニュース

熱中症の季節、建設業者は要注意

年々酷くなる暑さ。建設業者にとって、熱中症対策はもはや必須の時代です。

さて、建設業界では、具体的に毎年どれくらいの人が熱中症になっているか知っているでしょうか。

昨年2022年の最新版統計データを読み解き、熱中症にかかるリスクの高さをより具体的に知りましょう。

2022年建設業の熱中症死傷者は179人、死亡者14人

業種建設業製造業運送業警備業商業清掃・
と畜業
農業林業その他
2018年239
(10)
221
(5)
168
(4)
110
(3)
118
(2)
81
(0)
32
(1)
5
(0)
204
(3)
1,178
(28)
2019年153
(10)
184
(4)
110
(2)
73
(4)
87
(1)
61
(0)
19
(0)
7
(0)
135
(4)
829
(25)
2020年215
(7)
199
(6)
137
(0)
82
(1)
78
(2)
61
(4)
14
(1)
7
(0)
166
(1)
959
(22)
2021年215
(7)
87
(2)
61
(1)
68
(1)
63
(3)
31
(0)
14
(2)
7
(0)
100
(0)
561
(20)
2022年179
(14)
145
(2)
129
(1)
91
(6)
82
(2)
58
(2)
21
(2)
6
(0)
116
(1)
827
(30)
916
(52)
836
(19)
605
(8)
424
(15)
428
(10)
292
(6)
100
(6)
32
(0)
721
(9)
4,354
(125)
データ出典:厚生労働省令和4年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)

データによると、2022年の建設業における熱中症死傷者は179人です。

「死傷者」とは、死亡者と負傷者を合わせた件数です。死亡者に限定した場合、2022年の建設業熱中症死亡者は14名です

さらに、他業種のデータと比較すると、建設業の熱中症死傷者は非常に多いことがわかります。

死傷者数、死亡者数ともに5年連続で建設業がトップとなっており、炎天下で働く建設業者は熱中症のリスクが極めて高い業種と言えます。

熱中症の予防法・症状と応急処置

熱中症の予防法

出典:環境省 熱中症予防情報サイト

熱中症の予防には涼しい服装を心がけるほか水分・塩分補給が重要です。

炎天下での現場作業の場合は、予防対策をして作業をするほか適宜休憩をはさみ体力回復に努めましょう。

熱中症が疑われる症状

熱中症が疑われる症状 には、以下のようなものがあります。

めまい/湿疹/筋肉痛/筋肉の硬直/大量の発汗/頭痛/不快感/吐き気/嘔吐/倦怠感/虚脱感/意識障害/痙れん/手足の運動障害/高体温

万が一、現場でこのような症状を訴える人がいたらすぐに作業を中断させ、応急処置を行いましょう。

熱中症の応急処置

熱中症の応急処置については、上記の記事で詳しく解説しています。どのような症状が出たら救急車を呼ぶべきかなども書いているので、ぜひご覧ください。

死亡者を出さないために

年々暑さは厳しくなり、夏場の屋外作業による熱中症リスクも高まっています。

予防を万全にすることはもちろんですが、もしもの場合の応急処置も教育しておくことで死亡者は減らすことができます。

予防+応急処置の知識を身に着け、今年の夏もご安全にお過ごしください。

◆ 最新の熱中症対策グッズはこちらの記事でご紹介しています!

参考資料

環境省: 熱中症予防情報サイト

厚生労働省: 令和4年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)を公表します

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