【2022年上期】第二種電気工事士の合格発表!今年の合格率は例年並み!?

建設ニュース

2022年(令和4年)第二種電気工事士の合格発表

電気技術者試験センターは、2022年(令和4年)上期電気工事士試験の合格発表を行いました。

発表された合格率等のデータを振り返りつつ、上期の電気工事士試験を総括しましょう。

2022年の第二種電気工事士合格率は例年並みの58%

先日発表された2022年上期技能試験の合格率は58%。これは、過去のデータと比較しても平均的で、例年並みの合格率と言えるでしょう。

今回の試験の筆記試験・技能試験ごとの合格率を過去7年分の合格率と比較してみましょう。

第二種電気工事士筆記試験の合格率

16年上期16年下期17年上期17年下期18年上期18年下期19年上期19年下期20年上期20年下期21年上期21年下期22年上期
受験者数74,73739,79171,64640,73374,09149,18875,06647,200104,88386,41870,13578,634
合格者数48,69718,45343,72422,65542,82425,49753,02627,59965,11452,17640,46445,734
合格率65%46%61%56%58%52%71%58%62%60%58%58%

第二種電気工事士技能試験の合格率

16年上期16年下期17年上期17年下期18年上期18年下期19年上期19年下期20年上期20年下期21年上期21年下期22年上期
受験者数62,50822,29755,66025,69655,61239,78658,69941,6806,88466,11364,44351,83353,558
合格者数46,31715,89939,70416,28238,58625,79139,58525,9354,66648,20247,84136,84339,771
合格率74%71%71%63%69%65%67%62%68%73%74%71%74%

*データ出典: 電気技術者試験センター 試験実施状況の推移

*2020年上期筆記試験は新型コロナウイルス感染拡大のため中止。

◆ データからわかること

筆記試験はおおよそ例年並みと言っていい合格率である

技能試験の合格率は例年よりも高い。過去トップ3に入る74%台の合格率である。

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第二種電気工事士免状を取得できるのは申込者のうち4割だけ!

第二種電気工事士の試験は筆記・技能2つの試験の合格率を単体で見ると、合格率が50%台後半~70%台前半が多いので、なんとなく「大半の人が合格する試験」というような印象を持つかもしれませんが、実際のところは違います。

筆記・技能の両方に合格、または筆記試験免除者で技能試験のみ合格をして資格が取得できる人というのは意外と少ないのです。

◆ 2021年の試験申込者のうち技能試験まで合格した人の割合は42%

受験申込者:112,798人(うち95,351人は筆記試験申込者。17,447人は筆記試験免除者)

技能試験合格者:47,841人

試験に申し込んだ人のうち、技能試験まで合格し第二種電気工事士免状取得の権利を得た人の割合:47,841÷112,798=42.4%

*データ出典: 電気技術者試験センター 試験実施状況の推移

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この「受験申込者」という数字の中には「申し込みはしたけど何らかの理由で試験を受けなかった人」も含まれるため、実際に2つの試験に参加した人の合格率とは少々ずれが生じますが、少なくとも資格取得を目指し、お金を払って申し込んだ人たちのなかで資格を手にすることができたのは42%の人のみということになります。

試験に合格した人は、誇っていいでしょう。

会社や周囲に第二種工事士を取得した人がいる方は、ぜひ「おめでとう!」とお祝いの言葉をかけてください!

試験を受けた方・これから受ける方へ

2022年に第二種電気工事士の試験を受けた方、忙しい中での勉強大変お疲れさまでした。

合格したら、免状の申請手続きを経ていよいよ有資格者。資格によって、お仕事や趣味・就職などがよりよいものになることを祈っています!

今回の試験に残念ながら合格できなかった方、またこれから受験を検討している方は、ぜひ次回のチャレンジにむけコツコツと試験対策に取り組んでください!

難易度が意外と高い試験ですから、一度や二度の失敗は普通です。めげずに頑張りましょう!

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