2021年建設業の賞与(ボーナス)速報|中小企業は68万

2021年建設業の賞与(ボーナス)速報|中小企業は68万

2021年冬、建設業の賞与(ボーナス)は

東京都は今月11日、冬の賞与(ボーナス)支給額の速報値である「2021年年末一時金要求・妥結状況について(中間集計)」を公開しました。これは、都内の1,000労働組合を対象にした年末一時金(冬のボーナス)の調査です。

集計の結果によると、東京都の建設業全体で見た冬の賞与(ボーナス)支給額は平均で936,938円です。この金額について、自社では考えられないほど高い!と感じる方も多いでしょう。こちらの数字はあくまで東京都の建設業界全体の数字で、中小企業の実態とはズレがあります。

以下で社員の規模別に見た建設業の賞与(ボーナス)支給額をご紹介します。

*データについて:本記事で紹介している賞与(ボーナス)の平均は、データの集計社数を計算に加えた加重平均額をご紹介しています。

299人以下建設業は冬の賞与(ボーナス)68万円

会社の社員規模別に見た、2021年建設業の冬の賞与(ボーナス)一覧は以下の通りです。

【都内建設業 冬の賞与(ボーナス)2021】※中間集計

社員数支給額(円)調査件数
299人以下688,2273
300~999人719,9224
1,000人以上979,5567
全規模平均936,93814
(参考)全業界・全規模平均777,214234

299人以下の建設業の平均は688,227円です。さらに、300~999人規模で719,922円1,000人以上の規模で979,556円。全規模では936,938円という結果になりました。

参考に、建設業界以外の業界も含めた全業界の2021年冬季賞与(ボーナス)の平均額は、777,214円です。

中間集計であることと、そもそもの調査件数が少ない故に実態を把握しきれているとは言えませんが、よくある大手企業だけの集計よりは中小企業の実態に沿ったデータと言えるのではないでしょうか。

2021年建設業の夏季賞与(ボーナス)は

2021年の夏季賞与(ボーナス)については、すべての集計が終わり確定値が発表されています。

【都内建設業 夏の賞与(ボーナス)2021】※確定値

社員数支給額(円)調査件数
299人以下588,6865
300~999人1,055,1845
1,000人以上1,176,99911
全規模平均1,146,09821
(参考)全業界・全規模平均737,278452

夏季賞与(ボーナス)では、299人以下の建設業の平均は588,686円です。さらに、300~999人規模で1,055,184円1,000人以上の規模で1,176,999円。全規模では1,146,098円という結果になりました。

参考に、建設業界以外の業界も含めた全業界の2021年夏季賞与(ボーナス)の平均額は、737,278円です。

建設業は、夏のボーナス・冬のボーナスの両方で全業界の平均を上回っており、賞与(ボーナス)の額が高い業界であると言えます。しかし、社員1,000人以上の大きな企業が金額を押し上げているため、データを見る際は自社の規模のデータを参考にする注意が必要です。

建設業の賞与(ボーナス)平均は2.56ヶ月分

冬の賞与(ボーナス)のデータを集計した建設業で働く人の平均年齢は38.3歳平均給与(月給)は365,578円です。

建設業全規模の賞与(ボーナス)額である936,938円を平均給与で割ると、冬の賞与(ボーナス)は月収の2.56ヶ月分が平均ということになります。

この数字も、社員1,000人以上の会社が押し上げていることは否めませんが、あくまでひとつのデータとしてご参考ください。

【3年分】建設業の賞与(ボーナス)の金額推移

では、過去3年分の建設業の賞与推移を夏・冬に分け見てみましょう。

【建設業の賞与(ボーナス)推移】

2019年夏2019年冬2020年夏2020年冬2021年夏2021年冬
299人以下547,370531,339543,554482,876588,686688,227
300人~999人712,984778,661300,000782,0431,055,184719,922
1,000人以上1,129,0711,236,6971,279,7351,000,2711,176,999979,556
全規模平均1,046,0561,167,1531,236,556978,7311,146,098936,938
(参考)全業界・全規模平均745,618769,903745,746754,064737,278777,214

※ 2021年冬の賞与(ボーナス)は速報値を参照

直近3年では、ボーナスが上昇傾向とも下降傾向とも言えず、年によって上がったり下がったりを繰り返しています。

新型コロナウイルスによって経済に打撃があった2020年冬以降も、感染流行前と比較して建設業の賞与(ボーナス)にそれほど打撃があったとは言えない結果です。

もちろん、請け負う取引先や細かい仕事内容よっては建設業でも大きな打撃を受けている企業もありますので、あくまで平均的に見た結果と考えてください。

規模別に見た東京都建設業の年収は?

建設業の平均賞与(ボーナス)のデータと、平均給与のデータから、社員規模別の東京都建設業の平均年収を割り出すことができます。

平均給与は業界全体の平均のみデータが公開されているため、賞与額のみ社員規模の実態に即したデータとなりますが、参考程度にご覧ください。

【社員規模に見た別建設業の平均年収】

A.夏季平均給与(円)B.冬季平均給与(円)C.2021年夏季賞与(円)D.2021年冬季賞与(円)E.平均年収(円)
(A×6+B×6+C+D)
299人以下372,491365,578588,686688,2275,705,327
300人~999人372,491365,5781,055,184719,9226,203,520
1,000人以上372,491365,5781,176,999979,5566,584,969
全規模平均372,491365,5781,146,098936,9386,511,450
(参考)全業界・全規模平均319,670323,183737,278777,2145,371,610

平均年収は、299人以下の建設業で570万円、300~999人の建設業で620万円、1,000人以上の建設業で658万円、東京都の建設業界全体の平均年収は651万円です。

建設業界以外も含めた東京都の全業界の平均年収は537万円ですので、建設業は他業界よりも平均的に年収が高いと言うことができるでしょう。

なお、東京都以外の建設業の都道府県別平均年収は厚生労働省の統計を参考にしたこちらの記事から確認できます。年齢別・男女別のデータもありますのであわせてご確認下さい!

賞与(ボーナス)は自社のできる範囲で決定を

依然として続く新型コロナウイルスの影響もあり、業績が落ち込んだ企業様の中には「ウチはボーナスを出すのが難しい…」というのが本音なところもあるかもしれません。

このデータはあくまで建設業界を全体でとらえた参考値となります。賞与(ボーナス)の金額は自社にできる範囲で決定を行ってください。

参考データ

東京都: 2021年 年末一時金要求・妥結状況について(中間集計) (令和3年11月11日現在)

□■採用のお悩みを解決したい方は、工事士.comへ■□

◆ 関連記事をチェック!

いいね! 2 いいね!(役に立った、いいなと思ったら押していただくと励みになります!)
読み込み中...

会社づくりカテゴリの最新記事