2022年建設業の賞与(ボーナス)速報|中小企業は46万円

会社づくり

2022年夏、建設業の賞与(ボーナス)は

東京都は今月13日、夏の賞与(ボーナス)支給額の速報値である「2022年 夏季一時金要求・妥結状況について(中間集計)」を公開しました。これは、都内の1,000労働組合を対象にした年末一時金(夏のボーナス)の調査です。

集計の結果によると、東京都の建設業全体で見た夏の賞与(ボーナス)支給額は平均で1,187,790円です。この金額について、自社では考えられないほど高い!と感じる方も多いでしょう。こちらの数字はあくまで東京都の建設業界全体の数字ですので、中小企業の実態とはズレがあります。

以下で社員の規模別に見た建設業の賞与(ボーナス)支給額をご紹介します。

*データについて:本記事で紹介している賞与(ボーナス)の平均は、データの集計社数を計算に加えた加重平均額をご紹介しています。

299人以下建設業は夏の賞与(ボーナス)46万円

会社の社員規模別に見た、2022年建設業の夏の賞与(ボーナス)一覧は以下の通りです。

【都内建設業 夏の賞与(ボーナス)2022】※中間集計

社員数支給額(円)調査件数
299人以下468,1232
300~999人448,4332
1,000人以上1,276,9864
全規模平均1,187,7908
(参考)全業界・全規模平均776,077228

299人以下の建設業の平均は468,123円です。さらに、300~999人規模で448,433円1,000人以上の規模で1,276,986円。全規模では1,187,790円という結果になりました。

参考に、建設業界以外の業界も含めた全業界の2022年夏季賞与(ボーナス)の平均額は、776,077円です。

中間集計であることと、そもそもの調査件数が少ない故に実態を把握しきれているとは言えませんが、よくある大手企業だけの集計よりは中小企業の実態に沿ったデータと言えるのではないでしょうか。

2021年建設業の冬季賞与(ボーナス)は

前回、2021年の冬季賞与(ボーナス)については、すべての集計が終わり確定値が発表されています。

【都内建設業 冬の賞与(ボーナス)2021】※確定値

社員数支給額(円)調査件数
299人以下623,7555
300~999人719,9224
1,000人以上1,038,48711
全規模平均1,001,74820
(参考)全業界・全規模平均759,930470

冬季賞与(ボーナス)では、299人以下の建設業の平均は623,755円です。さらに、300~999人規模で719,922円1,000人以上の規模で1,038,487円。全規模では1,001,748円という結果になりました。

参考に、建設業界以外の業界も含めた全業界の2021年冬季賞与(ボーナス)の平均額は、759,930円です。

建設業は、夏のボーナス・冬のボーナスの両方で全業界の平均を上回っており、賞与(ボーナス)の額が高い業界であると言えます。しかし、社員1,000人以上の大きな企業が金額を押し上げているため、データを見る際は自社の規模のデータを参考にする注意が必要です。

建設業の2022年夏季賞与(ボーナス)平均は2.78ヶ月分

夏の賞与(ボーナス)のデータを集計した建設業で働く人の平均年齢は37.6歳平均給与(月給)は427,198円です。

建設業全規模の賞与(ボーナス)額である1,187,790円を平均給与で割ると、冬の賞与(ボーナス)は月収の2.78ヶ月分が平均ということになります。

この数字も社員1,000人以上の会社が押し上げていることは否めませんが、あくまでひとつのデータとしてご参考ください。

【4年分】建設業の賞与(ボーナス)の金額推移

では、過去4年分の建設業の賞与推移を夏・冬に分け見てみましょう。

【建設業の賞与(ボーナス)推移】

2019年夏2019年冬2020年夏2020年冬2021年夏2021年冬2022年夏
299人以下547,370531,339543,554482,876588,686623,755468,123
300人~999人712,984778,661300,000782,0431,055,184719,922448,433
1,000人以上1,129,0711,236,6971,279,7351,000,2711,176,9991,038,4871,276,986
全規模平均1,046,0561,167,1531,236,556978,7311,146,0981,001,7481,187,790
(参考)全業界・全規模平均745,618769,903745,746754,064737,278759,930776,077

※ 2022年夏の賞与(ボーナス)は速報値を参照

直近4年では、ボーナスが上昇傾向とも下降傾向とも言えず、年によって上がったり下がったりを繰り返しています。

2022年夏季は、企業規模によって明暗が分かれています。2021年冬季に比べ、企業規模が1,000人以下の企業は賞与額が大きく減少していますが、企業規模1,000人を超える企業は夏季よりも賞与額が増加しています

建設業の平均賞与額は上がっているものの、それは大企業の平均押し上げによるもので中小規模企業の賞与額は下がっているという点は重要です。

規模別に見た東京都建設業の年収は?

建設業の平均賞与(ボーナス)のデータと、平均給与のデータから、社員規模別の東京都建設業の平均年収を割り出すことができます。

平均給与は業界全体の平均のみデータが公開されているため、賞与額のみ社員規模の実態に即したデータとなりますが、参考程度にご覧ください。

2022年度は冬季のデータが出そろっていないため、2021年度のデータで年収を計算しています。

【社員規模に見た別建設業の平均年収】

A.夏季平均給与(円)B.冬季平均給与(円)C.2021年夏季賞与(円)D.2021年冬季賞与(円)E.平均年収(円)
(A×6+B×6+C+D)
299人以下372,491365,578588,686688,2275,705,327
300人~999人372,491365,5781,055,184719,9226,203,520
1,000人以上372,491365,5781,176,999979,5566,584,969
全規模平均372,491365,5781,146,098936,9386,511,450
(参考)全業界・全規模平均319,670323,183737,278777,2145,371,610

平均年収は、299人以下の建設業で570万円、300~999人の建設業で620万円、1,000人以上の建設業で658万円、東京都の建設業界全体の平均年収は651万円です。

建設業界以外も含めた東京都の全業界の平均年収は537万円ですので、建設業は他業界よりも平均的に年収が高いと言うことができるでしょう。

なお、東京都以外の建設業の都道府県別平均年収は厚生労働省の統計を参考にしたこちらの記事から確認できます。年齢別・男女別のデータもありますのであわせてご確認下さい!

賞与(ボーナス)は自社のできる範囲で決定を

依然として続く新型コロナウイルスの影響や資材の価格高騰など様々な影響があり、業績が落ち込んだ企業様の中には「ウチはボーナスを出すのが難しい…」というのが本音なところもあるかもしれません。

このデータはあくまで建設業界を全体でとらえた参考値となります。賞与(ボーナス)の金額は自社にできる範囲で決定を行ってください。

参考データ

東京都: 2022年 夏季一時金要求・妥結状況について(中間集計) (令和4年6月9日現在)

東京都: 2021年 年末一時金要求・妥結状況について(最終集計) (令和3年12月16日現在)

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