【2024年夏最新】建設業の賞与(ボーナス)速報|中小企業は68万円

会社づくり

東京都の調査によると、2024年、建設業の夏のボーナス平均額は1,283,340円2023年冬のボーナス平均額は1,123,788円です

この記事では、

社員規模/夏季・冬季別に見た建設業のボーナス支給額

直近5年間での建設業のボーナス支給額推移

などをご紹介します。

2024年 建設業界の賞与(ボーナス)平均支給額

2024年 建設業界の賞与(ボーナス)平均支給額

まずは、2024年現在最新の建設業のボーナス支給状況を見ていきましょう。

企業規模別、また夏季・冬季別に分けご紹介します。

*本記事の元となるデータは、東京都内の1,000労働組合を対象にした、2024年の夏季一時金に関する調査です。

*データについて:本記事で紹介しているボーナスの平均は、データの集計社数を計算に加えた加重平均額をご紹介しています。

2024年建設業の夏季賞与(ボーナス)は平均128万円

2024年の建設業のボーナス支給額については、以下の通り確定値が発表されています。

社員数支給額(円)調査件数
299人以下689,1574
300~999人813,8792
1,000人以上1,322,02310
全規模平均1,283,34016
(参考)全業界・全規模平均835,640378
データ出典:2024年 夏季一時金要求・妥結状況について(最終集計)(令和6年7月18日現在)

建設業の2024年夏のボーナス支給平均額は、1,283,340円です

企業規模別では、299人以下の企業で689,157円、300~999人規模で813,879円、1,000人以上の規模で1,322,023円です。

参考に、建設業界以外の業界も含めた全業界の2024年夏季ボーナスの平均額は、835,640円です。

建設業界のボーナス額は平均よりも高い

建設業の夏のボーナス平均額は、全業界の平均を上回っています。そのため、建設業は賞与の額が高い業界であると言えます。

しかし、平均額には落とし穴があります。それは、社員1,000人以上の大きな企業が金額を押し上げているという点です。ボーナスのデータを見る際は、自社と同規模のデータを参考にしましょう。

299人以下の中小企業のボーナスは?

建設業のうち、299人以下の中小企業のボーナス平均額は、689,157円です

平均の128万円とはかなり離れた金額であり、ボーナス平均額というのは規模の大きい会社が引き上げているデータであることがわかります。

2024年建設業の夏の賞与(ボーナス)は平均3.14ヶ月分

建設業全業種平均
平均年齢38.140.8
平均賃金408,872327,707
平均ボーナス支給額1,283,340835,640
【月収換算】ボーナスの支給額(ヶ月)3.142.96
データ出典:2024年 夏季一時金要求・妥結状況について(最終集計)(令和6年7月18日現在)

建設業で働く人の平均年齢は38.1歳平均賃金(月給)は408,872円です。

建設業のボーナス平均額である1,283,340円を平均賃金で割ると、夏のボーナスは平均3.14ヶ月分ということになります。

社員数1,000人以上の会社が平均を押し上げていることは否めませんが、ひとつのデータとしてご参考ください。

建設業の平均年収は567万!年齢別・業種別・地域別など詳細データも紹介の記事では、建設業界の年収を年齢別・業種別・地域別など細かくご紹介しています!

2023年建設業の冬季賞与(ボーナス)は平均112万円

2023年の冬季ボーナスについては、以下の通り確定値が発表されています。

社員数支給額(円)調査件数
299人以下654,8935
300~999人675,7953
1,000人以上1,166,43712
全規模平均1,123,78820
(参考)全業界・全規模平均811,741406
データ出典:東京都 2023年 年末一時金要求・妥結状況について(最終集計)(令和5年12月14日現在)

建設業の2023年冬のボーナス平均額は、1,123,788円です

企業規模別では、299人以下の企業で654,893円、300~999人規模で675,795円1,000人以上の規模1,166,437円です。

参考に、建設業界以外の業界も含めた全業界の2023年冬季ボーナスの平均額は、811,741円です。

【5年分】建設業の賞与(ボーナス)支給額の推移

過去5年分の建設業のボーナス支給額を会社規模別にまとめました。

299人以下300人~999人1,000人以上全規模平均(参考)
全業界・全規模平均
2019年
531,339778,6611,236,6971,167,153769,903
2020年
543,554300,0001,279,7351,236,556745,746
2020年
482,876782,0431,000,2711978,731754,064
2021年
588,6861,055,1841,176,9991,146,098737,278
2021年
623,755719,9221,038,4871,001,748759,930
2022年
600,317463,1591,205,4241,149,557763,283
2022年
606,536756,811986,977969,079779,789
2023年
549,428716,9171,169,0001,130,887783,997
2023年
654,893675,7951,166,4371,123,788811,741
2024年
689,157813,8791,322,0231,283,340835,640
データ出典:東京都

2024年の建設業の夏のボーナスは、過去と比べて高い傾向にあります。

建設業の賞与(ボーナス)支給時期はいつ?

民間企業の場合、夏のボーナスは6月~7月中旬、冬のボーナスは12月に支給されるケースが多いとされています。

これは、建設業に限らず、日本の多くの業界で共通しています。

賞与(ボーナス)支給日を調べるには?

ボーナスには法律による支給日等の規定はないため、企業によって支給日が異なります。

ボーナスの支給日を確認するには、入社時にもらう就業規則を確認する、もしくは会社の人事部や事務系部門に聞いてみる必要があります。

建設業界の賞与(ボーナス)支給条件

ボーナスの支給額には、法律によるルールがないため、支給の条件は企業によって異なります。

一般的には、会社の業績と連動して支給額が決定されることが多いです。また、人事評価制度によって、会社への貢献度合いや目標の達成具合などを考慮して支給額を決める企業も多くあります。

建設業で賞与(ボーナス)がない会社は違法?

企業にとってボーナスの支給は義務ではありません。

そのため、たとえボーナスが支給されなくても、その会社は法律違反をしていることにはなりません

しかし、ボーナスの有無は働く上でのモチベーションに大きく関わります。ボーナスが支給されない場合は、転職を検討することもおすすめです。

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賞与(ボーナス)に関する注意点・Q&A

賞与(ボーナス)に関する注意点・Q&A

ボーナスに関するよくある疑問や質問をまとめました。

ボーナスから引かれる税金は?

・源泉所得税

・社会保険料

・雇用保険料

・厚生年金保険料

ボーナスから天引きされる税金は、所得税、社会保険料、雇用保険料、厚生年金保険料の4つです

住民税は、ボーナスからは引かれません。

ボーナスの支給額にもよりますが、支給額のおよそ2~3程度が税金として引かれると言われています。

ボーナスが支給されない場合の対応方法は?

ボーナスは、会社に支給が義務付けられているものではありません。

そのため、支給されなかったとしても基本的に請求できるものではありません

それまでは支給されていたボーナスが支給されなくなったという場合、会社の業績不振や、個人の人事評価が低いことが考えられます。

ボーナスが欲しいのであれば、業績のいい会社に転職するか、自身の評価を確認し、改善に努めることが必要となります。

みんなのボーナスの使い道は?

「2023年夏のボーナス」使い道ランキングTOP10

1位:貯金・預金 34%
2位:旅行(宿泊を伴うもの) 8%
3位:食品(ふだん食べるもの) 5.4%
4位:外食(食堂・レストラン、和・洋・中ほか専門店) 5%
5位:財形貯蓄 3.8%
6位:衣服 2.5%
7位:ローンや借入の返済 2.4%
8位:投資信託 2.1%
9位:旅行(日帰り) 2.0%
9位:株式 2.0%

引用:セゾンカード公式サイト みんなのボーナスの使い道は?賢い使い方やお金を増やすコツを紹介!

2023年の調査によると、ボーナスの使い道として最も多いのは貯金です

2位/4位は、旅行/外食で、ボーナスを「頑張って働いたご褒美」として使う方も多いようです。

一方で、ランキング全体からみられる傾向としては、貯蓄や投資、生活必需品に回す堅実な使い方をしている方が多いようです。

まとめ

建設業のボーナス支給額や支給額の推移についてお伝えしました。

ボーナスは、仕事を続けるうえでモチベーションとなる重要な要素です。

平均額を把握し、満足できる待遇に身を置けるよう、継続的に努力していきましょう。

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