【アンケート】建設業で優良企業だと思う会社の特徴｜給与・休み以外も多数

建設業界の優良企業とは？
建設業界版「給与」「休み」以外の優良企業の特徴
建設業界の優良企業になることをあきらめない

建設業界の優良企業とは？

建設業界の優良企業と聞いて、どんな特徴が思い浮かぶでしょうか。

「優良企業」の特徴として「給与が満足にもらえること」と「休みが十分に取れること」はまず外せないでしょう。しかし、アンケート調査の結果、給与と休日に関すること以外にも職人が優良企業かどうかを判断するポイントはたくさんあることがわかりました。

職人さんが思う優良企業の特徴をご紹介していきます。

建設業界版「給与」「休み」以外の優良企業の特徴

インスタグラムにて、建設業界で働く職人さんに「給与と休みの満足度以外に思いつく優良企業の特徴」を自由に記載してもらうアンケートを実施しました。

建設魂をご覧の経営者様はぜひ自社の環境改善に役立ててください。また、職人さんは同業者の判断ポイントを知り、自社にどれくらい当てはまっているか、参考にしてみてください。

※ いただいた回答を参考に、文章は一部編集を加えています。

建設業界の職人が思う優良企業の特徴①：会社の理念が明確

・経営理念がしっかりとある企業

どのような目的で会社を運営しているのか、どのように社会にかかわっていくのかなど、明確な経営理念がある会社は優良企業であると感じる意見です。

小さな会社では、社長が理念を持っていたとしても、それを社員に共有しきれていないこともあります。共通の目標を掲げることで、社内の足並みがそろいますので、経営理念についてあまり社員に共有してこなかった経営者様は、共有する機会を設けてみてはいかがでしょうか。

建設業界の職人が思う優良企業の特徴②：人間関係が良好

・会社の雰囲気がいい

・人情がある

・アットホーム

・みんなが優しい

待遇だけでなく、人間関係が良好なことも企業の評価につながるという意見が多数寄せられました。特に建設業界では現場でチームを組み作業を行う職人さんも多いため、在籍する社員の人間性も、会社が優良企業かどうかの評価につながりやすいのではないでしょうか。

また、自分より上の立場の社員や、社長との関係がよいことも重要なようです。

・上司がしっかりしている

・社員全員が礼儀正しい

・社長から愛されていると感じる（早出をしたら先に社長がいる、残業をする場合でも、帰社すると社長が待っていてくれるなど）

世代が違う社員とコミュニケーションがとりにくいと感じた経験が多いのか、上司の人あたりを気にする方も多く見られました。「同世代の職人とは仲がいいけど、上の世代とはウマが合わない」など、世代間での隔たりがあると会社のマイナス評価に繋がってしまうかもしれません。

最後の「社長から愛されていると感じる」という意見は経営者の方はぜひ参考にしていただきたい声です。時間外に働く社員の努力を知り、評価できる社長であることが会社を優良企業へと近づけます。

建設業界の職人が思う優良企業の特徴③：いい現場が作れている

・いい材料屋さんと取引がある

・会社で設計施工管理ができる

いい材料が安定して供給されることで現場が滞りなく進みます。社員は会社の取引先にも目を向け会社を優良企業かどうか評価していることがわかります。また、自社で設計や施工管理まで請け負うことを評価する声もありました。ものづくりに喜びを感じる、職人さんの視点が反映された回答です。

・新人教育が行き届いている

・けがをした時の対応が整っている（しっかり労災を使って病院に行かせてくれるなど）

時に危険が伴う建設業界だからこそ、現場で安全に働ける体制が整っていることは会社を評価する重要なポイントとなります。新人時代の教育をはじめ、万が一けがをしてしまった時の対応がしっかりしていなければ、職人は満足して働くことができません。労災を隠すことはせず、事故には誠実に対応しましょう。長期的な会社の信頼にもつながります。

建設業界の職人が思う優良企業の特徴④：職人が本当に求める福利厚生がある

・資格取得支援がある

・道具支給がある／靴支給がある

・有給が自由に取れる

作業に必要な資格の取得支援は多くの建設会社で導入されています。社員の技術向上やモチベーションアップにもつながりますので、福利厚生の導入を考える際、資格取得支援はぜひ優先して検討してください。仕事に必要な工具や靴、作業着を会社支給にすることも最優先で取り組むべき事項です。職人目線の福利厚生を増やし、職人が長く働ける優良企業を目指しましょう。