この会社、ダメかも…職人が辞めたいと感じた場面7選

この会社、ダメかも…職人が辞めたいと感じた場面7選

職人さんが「辞めたい」と思う瞬間

「よろしくお願いします!」と元気に現場入りする新人職人さん。

せっかく入ってくれたんだから、長く勤めていずれは職長、現場監督と成長していて欲しい…そんな期待も抱くかと思います。

しかし、電気工事業界の離職率は平均よりも高く「入った新人さんがすぐ現場に来なくなっちゃったよ!」というような声もよく耳にします。

そこで電工魂では、 新米職人さんと、中途入社で同業に転職した職人さんが「この会社ダメだ」「もう辞めたい」と思った瞬間を独自にリサーチしてきました。

以下では現役職人さん、元・職人さんにお聞きしたインタビューをお届けします。

新米職人の 「もう辞めたい!」

悪口ばかり言う先輩に失望

「最初は、ゼネコンの下請け会社に入社したんですよ。ビルの新築とかをやってるって聞いて、デカいものを作りたいと思ってたからやる気も結構あったんですよね。でも、その会社は半年で辞めました。なんでかって言うと、先輩たちの悪口大会が嫌で…。 その会社の人たちって休憩中、ゼネコンの悪口ばっか言うんですよ。もちろん自分だって不服なことはありましたけど、それでも仕事をもらってる立場なのにありえないなって思いましたね。悪口を言い合って、それで社内の仲は保たれてるのかもしれないけど、なんかダサいなー、大人ってこんなもんかーって失望しました。それで結局、同業他社に転職しましたね。ここはガンコな人も多いんですけど、無意味な悪口を言う人はいないです。腕のいい先輩ばっかなんでモチベーションもあがって、もう7年勤めてます。最初の会社は辞めてよかったって思いますね」(Kさん・30歳)

その道具、しまってから怒って欲しかった…

「僕は1年経たずに電工辞めちゃったんで、根性がないって言われたらそれまでなんですけど…。すごくよく覚えているのは、現場で先輩に質問をしに行った時に「そんなことも分からんのか!」って先輩に怒鳴られたんですよ。それだけならまだしも、手に持ってた電工ナイフを振り回して怒鳴ってくるから怖くて怖くて(笑)今は笑い話ですけど、当時はほんとに『刺されるんじゃないか』って思いましたからね!他にもヘルメット被ってるからって軽く殴られるとかもあって、冗談だったのかもしれないけどそういうのが続いて辞めちゃいましたね。電工は憧れだったし、今でもものづくりは好きなんですけど、1人で気楽にできる運送に転職しました。僕のいた会社は極端かもしれないですけど、新人さんには手を止めて、優しく教えてあげて欲しいなって思いますね」(Sさん・23歳)

酒、パチンコで給料が消える

「もう辞めちゃった会社の話なんですけど。現場見学に行ったらみんな雰囲気がよくて、会社のホームページにも社員旅行とか楽しそうな社員が沢山載ってて、それで『楽しそう』って思ってその会社に入りました。でも入って2ヶ月で後悔しました。なんでかって言うと、現場終わりや休みの日の付き合いが多すぎて…早上がりすればパチンコ、 週末は呑み、 そのあとは行きたくもないスナックとか…朝5時に車を出して海まで釣りにも行ってましたね。別に僕も付き合い悪い方じゃないんですけど、あそこまで会社の人とベッタリなのはキツかったです。「みんな会社以外に友達いないのかな?」って感じで。でもそれ以外は特に不満が無かったから、1人立ちして転職しました」(Yさん・25歳)

入社して速効、大赤字

「僕は元々バンドしながらフリータをしてフラフラしてて、親戚の紹介で運よく今の会社に拾ってもらったんです。そこで「職人を目指すぞー!」って気合いを入れて、会社に行ったら「工具は自分で買え」って言われたんですよ。当たり前のことかもしれないけど、知らなかったんでかなりキツかったですね 。貯金もないし、最初の給料が出るまでは親に泣きついてお金を借りました。サラ金と迷って結局親に頼ったんですけど、就職してもスネをかじるなんて精神的にかなり辛かったです。しばらくして「2種電工を取れ!」って言われて、おそるおそる確認したらもちろん自腹で…。試験代は会社が全額出してくれるところもあるって聞くので「なんでウチは自腹なんだ!?」って、あのころは内心不満だらけでしたよ。今は稼げるようになったから良いですけど、若くてお金がない時に工具とか、試験代が自腹なのはキツいと思いますよ」(Mさん・30歳)

ベテラン職人の「もう辞めたい!」

作業車でアプリに夢中の現場監督

「上京して電工をしてたんですけど、母親の足が悪くなったんで 中途で地元の設備屋に入りました。初めて行った現場で仕事をしてて、わかんないことがあったんで近くの先輩に聞いたら『監督に聞いて』って言うんで現場監督を探したんです。でも探しても何処にもいなくって。もう一回持ち場に戻るかーって歩いてたら、監督が車の中でサボってたんですよ。スマホをいじってて、近づいたらモン○トやってるのが見えて…何のための監督だ!?ってかなり腹が立ちましたね。今はその監督はクビになったんでまだ働いていますが、サボりがまん延している会社では絶対に働きたくないですね!」(Rさん・50歳)

資格をとったら嫉妬された

「以前勤めていた会社の話です。そこには2種電工の資格だけ持って入社したんですけど、先輩に『2種しか持ってないなんてアホだなー 』 ってよく馬鹿にされたんですよ。だから頑張らないとなーと思って、1年後には1種を取りました。そしたら2種しか持ってない歳だけ上の上司が、僕のことを目の上のたんこぶみたく扱い始めて…。後輩が自分より上の資格を取ったから気にいらなかったんでしょうね。でも特に気にせず、挑戦したかった電検3種も受験しました。寝る間も惜しんで勉強して、3年後にやっと合格したんです。そしたら先輩だけでなく、社長まで『アイツはウチを踏み台にしてデカい会社に行こうとしてる』って僕のことを目の敵にしだしたんですよ。僕はただ知識を増やしたかっただけだし、転職するどころかずっとこの会社でやってこうと思ったんですけど、悲しくて。『そんなに言うならもう辞めてやろう』って本当に辞めました。地元ではそれなりの会社でしたが、今でもロゴを見る度に腹が立ちますね」(Oさん・57歳)

憧れの親方だったけど、ついていくんじゃなかった

よく現場に応援に来てくれた1人親方がいたんです。仕事が早くて、明るいし、新人だった自分に教えてくれることもあって、正直会社の先輩よりも憧れていました。その後僕は別の会社で働いていたんですが、その1人親方が会社を立ち上げたってフェイスブックで知ったんです。お祝いのコメントをしたら飲みに行こうってなって、そこで「自分の会社で働かないか」と誘われました。今の会社の給与に不満があったこともあって、すぐにOKしました。でも立ちあげたばかりの会社に入って即後悔しましたね。事務所には誰もいないから転送された電話で僕の携帯はなりっぱなしだし、現場の後に事務作業を手伝ったりもしないといけなくて…その人は現場仕事は出来たけど会社経営は素人なんで、いろいろ不満が出てきました。給与が遅れたりすることもあって、耐えきれず辞めてしまいました。会社運営の難しさを感じましたね(Yさん・35歳)

まとめ

職人さんたちが「辞めたい!」と思った瞬間を生の声でお届けしました。

入ったばかりの職人さんは、会社の雰囲気や他の社員さんとの関係性など、不安なことがたくさんあります。不安がないよう、なるべく近くで見てあげることが一番ですが、忙しくてなかなか時間が取れない場合は、作業車の運転中や休憩中などに「何か困ったことはない?」と声をかけてあげるだけでも新人さんの安心に繋がります。

これらの声を自社の新人さんとの関わりに役立てて頂ければ嬉しいです!

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