「会わずに不採用」は大損!まずは面接してみませんか?

「会わずに不採用」は大損!まずは面接してみませんか?

求める人材と違う応募者

「若い人が欲しいのに、50代の人から応募があった」

「前の会社をすぐ辞めている」

「自己PRがほとんど書いていなくて、やる気が感じられない…」

出している求人に、なかなか理想通りの人が応募してこない…。

そんな時、面接に進む前に断ってしまうことも多いかと思います。

しかし、採用の厳しいこのご時世、せっかく応募してくれた人を会わずに不採用にしてしまうのは、実はとてももったいないことをしているかもしれません。

この記事では、会う前の印象はイマイチだったけど、実は会ってみたら会社にピッタリの人材だった!というケースをご紹介していきます。

職人さんは「100%面接」がオススメ

まず結論を言うと、職人さんから求人に応募があったら履歴書や応募データの内容を問わず、全員と会ってみることをオススメします。

その理由は、大きく分けて3つあります。

◆ 職人さんの技術は文字だけでは計りきれない

特に職人さんあがりの方ならわかるかもしれませんが、職人さんの技術を応募プロフィールや履歴書のみで判断するのは困難です。「●●の工事を〇年経験」という文字の情報だけでは、その職人さんの技術力や得意不得意までを計ることができません。

職人さんのウデを知るには、求職者と実際に会ってどんな現場を経験してきたかを口頭で聞く方が確実です。面接担当の方が工事の知識がないのであれば、面接には現場リーダーや新人を指導する立場の職人さんを同席させ、求職者の力量についてヒアリングをしてもらうのがいいでしょう。

◆ 職人さんは応募慣れしていない

職人さんは、求人サイトで応募するためのプロフィールづくりや履歴書・職務経歴書の作成に慣れていない人も多いです。

そのため、応募当初の情報だけ見ると、経歴が良くわからなかったり、志望動機が見当たらなかったりと、求職者の人物像をつかみにくいことがあります。

しかし、それは経験がないわけでも、貴社に興味がないわけでもなく、自身を文面でアピールすることに不慣れなだけかもしれません。

履歴書の印象はイマイチでも、実際に会ってみると、応募データ以上に立派な経歴があったり、熱意のある方だったというのもこの業界ではよくある話です。

◆ 会ってみると会社に適所が見つかる

「20代が欲しかったのに、応募してきたのは50代だった」というように、当初の想定とは違った方の応募もよくあることです。

しかし、例えば50代の方でも、会ってみたら職長として活躍してくれる可能性が見いだせたり、施工管理の経験があってそちらで活躍してくれたりと、違った形で能力を発揮してくれる可能性も大いに考えられます。

募集しているポジション以外は人が十分に足りているという場合は面接をしてもうまくかみ合わない可能性が高いですが、そうでない場合はまず会って話を聞き、自社でどのように活躍できるかを考え、求職者に提案してみるのはいかがでしょうか。

プロフィールを見たときの不安と実情

会ってみることがオススメとはいえ、応募プロフィールを見たとき、「この人はちょっとウチには合わないかも…」と思ってしまうような点はあると思います。

ここからは、実際に求人で募集をかけた建設業の採用担当から聞いた、求職者の応募時のプロフィールと会ってみての人物像のギャップについて、3つ例を挙げてお伝えします。

志望動機が白紙!

◆ プロフィールを見たときの評価

以前、職人さんの求人をインターネットで出しました。応募時に求職者が入力するプロフィールを見ると、これまでの工事経験が書かれているのみで、志望動機が白紙でした。正直、ひやかしか、ウチじゃなくてもどこでもいいのかなと思って、こっちも現場が忙しいのでお断りしようかと悩んだのですが、とにかく人が足りていないこともあって、上からの要望で取りあえず面接だけしてみることにしました。

◆ 会ってみてのギャップ

会ってみるととても誠実な方で驚きました。現場経験も豊富だし、応募時の印象とは真逆の印象で、採用が決まりました

その職人さんの入社後、仲良くなってから「応募時に志望動機が書かれてなくて、冷やかしかと思ったよ」と冗談交じりに話したことがあります。すると「いままでネットの求人サイトを使ったことがなかったから、何を書けばいいかわからないで応募してしまいました。スミマセン!」と本人も驚いていたようでした。確かに職人さんはインターネット慣れしていない人も多いのでそういった事情があるのだとその時に納得しました。今では最前線で活躍してくれている方なので、あの時応募プロフィールだけを見て判断しなくて本当に良かったと思っています。

前職を3カ月で退職!?

◆ プロフィールを見たときの評価

インターネットで求人を出していました。応募してきた求職者のプロフィールを見ると、24歳の未経験者で前職はIT系の会社だそうでした。未経験なのは気にならないのですが、引っかかったのは前の会社に3カ月しか勤めていなかったことです。大きな会社にいたようですし、そんな立派な会社も続かない人が、建設業に来て続くわけがないと思って、お断りしようと思いました。ですが、求人を出しているサイトの営業担当さんに「まず会ってみて」と勧められたこともあって、断る前提ですが面接はしてみることにしました。

◆ 会ってみてのギャップ

面接では、さすが大手企業に勤めていただけあって、礼儀正しい人だなと思いました。思い切って「なぜ前職を3カ月で辞めたの?」と聞くと、月に残業が80時間以上あり、心身ともに疲弊してしまったのだということが分かりました。知人に聞き、大きな会社でもIT系ではブラックな労働環境で働かせることはよくあると知り、それなら仕方がないと同情してしまいました。体の細い子で、職人をやって体力が持つかも心配でしたが、実は学生時代はスポーツマンだったという新しい情報も知ることができて、それなら一度ウチで雇ってみようかという話になりました。今は入社して1年ですが、仕事を休むことなく毎日頑張ってくれています。若くて真面目な子が入ることで、現場の雰囲気も引き締まっていい変化があったと思っています。

未経験だと思っていたら…

◆ プロフィールを見たときの評価

電気工事士をネットの求人で募集していました。毎日忙しいので、できれば経験者が欲しいと思っていたのですが、応募してきた人のプロフィールを見ると経理の仕事をしている人のようでした。内勤の仕事をしている人がなんでいきなりウチの求人に応募してきたのかわからず、面接するのにあまり気乗りはしませんでしたが、応募者がなかなか来ないこともあり、取りあえず会ってみました。

◆ 会ってみてのギャップ

面接時で話しているうちに、彼に電気工事のアルバイト経験があることを知りました。DIYや機械いじりも好きで、もともと好きだったことを仕事にしたいと電気工事士への転職を目指していたようです。少しでも経験があるならと採用しましたが、もともとの気質もあってすごく成長が早いです。後々彼に聞いてみるとアルバイトの経験なので応募時はプロフィールに書かなかったそうですが、「いや、書いてよ!」と思いましたね(笑) でも、面接してチャンスを逃さないでよかったです。

プロフィールは応募者のことを知る足がかり

面接担当者の体験談からわかることは、応募時のプロフィールでは求職者の情報をすべて把握できるわけではないということです。

もちろん、しっかりとプロフィールに経歴を書ける方もいますが、特に職人さんや転職経験のない若い方などはインターネットでの応募に慣れていないことも多く、人柄や経歴を見出すことが難しい場合があります。

プロフィールは応募者のことを知る足がかり程度にとらえておくのがいいでしょう。

自社にマッチする人を取り逃さないためにも、ぜひ積極的に面接を行いましょう。

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