【電工辞めます】電気工事士が異業種に転職した理由6パターン

職人採用のコツ

異業種への転職を決意した理由は?

電気工事会社に入社し、経験を積んできた職人さんのなかにも、「もう電工は辞めて、別の仕事をしたい」と思い立ってしまう人がいます。

その理由はなんなのでしょうか。

職人さんたちが異業種への転職を決意した理由を知ることで、自社にも潜んでいるかもしれない「もうこの業界を辞めたい」と思わせる原因をなくすことができます。

この記事では、電気工事士が異業種転職を決めた理由のほか、職人さんが辞めなくて済むように問題の解決策もご紹介していきます。

力仕事がキツい

数ある転職理由の中でも多いのがこちら。

重い腰道具をぶら下げて、道具を運んで…と、現場は毎日が力仕事。

そんな力仕事の連続で、数年頑張った職人さんがある日突然「この仕事をずっとは続けられない」と考え、異業種に転職してしまうことも多いです。

◆ これで解決!

将来、体力がなくなった時に移れる仕事を用意しておくことが解決策になります。

例えば、「将来的に現場がキツくなったら事務仕事も可能」「比較的力仕事がすくない計装工事にまわってもらう」「希望があれば現場監督に移れる」というように、社内でキャリアチェンジができることを示しておけば、不安もなくなります。

休みが少ない

こちらは、電気工事業界だけでなく建設業界全体に多い転職理由です。

業界の体質上、いまだ週休2日制をとることのできない企業も多く、「もっと自分の時間が欲しい」という理由や「結婚するので家族との時間を大切にしたい」と考え電気工事業界を離れてしまう、比較的若手に多い悩みです。

◆ これで解決!

休みを増やすことができれば一番ですが、すぐに休みを増やすことは難しいでしょう。

そんな時は、できる範囲で社員の生活を大切にすることから始めてください。

例えば有給休暇を取りやすい環境にすることや、現場が遠いときは直行・直帰を許可して平日の拘束時間を減らすなどが実践しやすい方法です。

環境を整えてもなかなか自社に人材が定着しない場合、採用ターゲットを変えるという手段もあります。プロが自社に合った人材に向けて求人を作成する電気設備業界専門の求人サイトの利用もご検討ください。

稼ぎが少ない

ホワイトカラーで働く友人や、建設現場で出会う、大工さんなどの建設業で異なる職種の人たちと比べて「電工の稼ぎは少ない」と感じると、別の仕事に就こうと考えてしまう方も多いです。

まだまだキャリアチェンジが可能な若手に多い転職理由の一つでもあります。

◆ これで解決!

いきなり高給にすることは難しくても、年に1度の定期昇給を設けることや、資格の取得など頑張ったことに対して給料や手当で還元するようにしましょう。

「いつまでも給料が上がらない会社だ」と思われてしまうとモチベーションを保つことは難しいものです。

また、ボーナスの時期には寸志程度でもこれまでの頑張りを還元しましょう。

1円もボーナスが出ないのと、少しでももらえるのとでは会社への信頼が全く変わります。

現場の職人に嫌気がさした

職人同士の会話や人間関係についていけない…という理由で自社や業界全体に嫌気がさし、業界を去ってしまうというのもよくある話です。

現場の空気を換えるのは難しいことでもありますが、話になかなかついていくことのできない人には同じノリを強要しないだけでも救いになります。

◆ これで解決!

特に「ついていけない…」と感じやすい会話は、異性関係酒・タバコなどの嗜好品についてやパチンコなどギャンブルの話題です。

これらの会話が苦手な人に対して無理やり会話に入れたり、いわゆる「イジり」のような行為を行うのはやめましょう。

しかし、これらの話題を全面的に禁止してしまうのは別の誰かにとって居心地が悪い環境になりかねず、難しい問題でもあります。

話題に加わる自由、加わらない自由が両立した空気感を作ることができればベストです。

ハラスメント行為を受けた

上司や先輩からのパワハラ、セクハラなどハラスメント行為を受け、業界の人間が信じられなくなったと言う職人もいます。

建設業は、昔ながらの「見て覚える」体質が残っている会社が多いことも事実で、見習い職人時代に教育を十分に受けられなかったことから業界に対する不信感を抱き、異業種への転職を決意してしまう人もいます。

◆ これで解決!

まず、社員全員にハラスメントとは何か教育をしましょう

ハラスメントは起こってしまってからでは信頼を回復することが非常に難しいので、いかに事前に防ぐかということが肝心です。

また、新人の教育体制について見直してみましょう。

今は「見て覚える」は時代遅れで、先輩がつきっきりで道具の持ち方から事細かに教えるという会社も多いですよ。

※ パワハラに対する基本的な考え方と予防策についてはこちらの記事をご覧ください。

業界にマイナスイメージを抱かせないために

せっかく電気工事士になってくれた職人に「この業界はダメだ!」と思われ、業界をやめられてしまうのは悲しいことです。

人材不足が蔓延している電気工事業界。1社1社が会社をよくしていくことが業界全体のイメージ向上につながります。

ぜひ、今いる職人さんを業界に根付かせられるよう、対策を考えてみてください。

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