電気工事士の面接質問・回答集【未経験者編】

電気工事士の面接質問・回答集【未経験者編】

面接って、どんなことを聞けばいいの?

求人票を出していたら「ぜひ面接をしてほしい」と連絡が!日程も調整したけど、どんなことを聞いたらいいんだろう…?

面接は、企業と求職者が対等な立場でお互いの理解を深める場。限られた時間の中で相手を理解するためには、どんな質問をするか、ある程度の準備が必要です。

今回は面接する相手が電気工事業界未経験者だった場合に、面接で聞くといい質問集と、面接で話しておくべき情報についてお届けします!

「相手のことを知り、自社のことを知ってもらうためにはどうしたらいいの?」とお悩みの面接担当者様は、ぜひご覧ください!

※ 経験者向けの面接対策を行いたい方は、下の記事をご覧ください!

志望動機を聞く

相手が電気工事の未経験者だった場合「どうしてウチの求人に応募してきてくれたんだろう?」というのは誰もが気になるのではないでしょうか。

最初に求職者に質問したいのは、以下の2点です。

◆ 様々な仕事の中から、電気工事士を選んだ理由

◆ 数ある電気工事会社の中から、御社を志望した理由

しかし、ここで注意しておきたいのはあまり立派な志望動機を期待しないことです。

電気工事業界未経験者の場合、「漠然と職人さんに憧れがあった」「安定した生活を送れそうだから」「稼げそうだから」など、志望動機はふんわりとしていることが多いです。それもそのはずで、実際に現場に出た経験がなければ、現場の楽しさややりがいは知る機会がありません。

そのため、求職者が委縮してしまわないよう志望動機については軽めに尋ねることをオススメします。以下は、実際の受け答え例です。

志望動機の想定問答集

「今日は来て下さってありがとうございます。早速面接をはじめます!あまりかしこまる必要はないので、思ったことを正直に話してくださいね」

―はい。よろしくお願いします。

「ウチの会社の求人は、どうやって見つけたんですか?」

― 正社員で就職がしたくて、ハローワークを見ていたら見つけました。

「そうでしたか。電気工事士の仕事って、どんな風に知ったんですか?」

―手に職を付けたいと思って両親に相談したら、親戚に電気工事士がいるって勧められたんです。それからネットで調べて知りました。

「そうだったんですね。いろんな電気工事会社の求人があったと思いますけど、ウチの会社ってどんなところが良いと思いましたか?『家から近い』とか『稼げそう』とか、率直な感想でかまいませんよ」

― はい。実家から通える会社を探していたので、家から近かったというのはひとつの理由です。他には“未経験も歓迎”と書いてあったので、イチから教えてくれそうだと思って応募しました。

ポイント

“志望動機”のように固い言葉を使うよりは「電気工事の仕事はどんな風に知ったか」「ウチの会社のどんなところがいいと思ったか」など、やわらかい言葉を使った方が相手の自然な反応を引き出せます。会社方針にもよりますが、未経験者の場合は立派な志望動機があるかどうかで良し悪しを判断するよりも、「きちんと受け答えができているか」を重視する評価方法もあります。

これまでの経歴を聞く

志望動機を聞いた後は、求職者のこれまでの経歴を訪ねます。履歴書がある場合は、履歴書に沿って質問していきましょう。

求職者に質問したいことは以下の2点です。

◆ 直近の会社やアルバイト先では、どんな仕事をしていたか

◆ 直近の会社やアルバイト先を辞めたい/辞めた理由(気になる場合のみ)

会社方針によって、「過去のことよりもこれから頑張りたい気持ちが大事!」という企業様もいらっしゃるかと思います。その場合、この項目は履歴書を読み、経歴を再確認していく程度でかまいません。

転職者は少なからず現状に不満があるため転職を決意しています。そのため現職や過去の仕事のことは少々答えにくい部分でもあります。よほど気になる経歴でない限りはあまり深掘りしない方がいいでしょう。

経歴を尋ねる際の想定問答集

「(履歴書を見ながら)今現在は、清掃の会社で働いているんですね。」

―はい。

「この会社では、何年くらい働いていますか?」

―2年ほどです。

「2年というと、お仕事もだいぶ任されるようになってきましたか?」

―そうですね。他のパートさんのシフト管理などもやっています。

「それはすごいですね。お仕事は結構大変ですか?」

―そうですね…残業が結構多くて。毎日2時間くらい残業があるんです。

「それは大変ですね。それで、別の仕事がしたいと思ったんですか?」

―そうですね…それもありますが、契約社員の雇用なので、この先が心配で。将来を考えるともう少し安定した仕事がいいかなと思ったのもありますね。

ポイント

「今までの経歴を教えて下さい」と相手に回答を投げてしまうより、履歴書を見て、気になったことを質問していく形式の方が求職者にとって受け答えがしやすいです。また、現在の会社を辞めたい理由は求職者にとって答えにくい部分です。「お仕事は大変ですか?」というように、相手が現在不満に思っていることを話しやすいような質問を投げかけるようにしてみて下さい。

仕事内容のすり合わせ

求職者について知りたいことを聞き終わったら、会社から求職者へ仕事内容を説明する時間を設けるようにして下さい。特に電気工事の未経験者を面接する場合、業務の内容を説明することは非常に重要です

求人票に書く情報は限られています。そのため求職者は仕事内容について充分に理解できていないものと思ってください。面接時にきちんと仕事内容について理解してもらうことが、採用のミスマッチを防ぐことにつながります。

仕事内容の説明例

「では、ここからは仕事内容について私から少し説明させていただきますね。」

―お願いします。

「ハローワークにも書いてありますが、当社は住宅の電気工事を中心に行っています。新築のお宅に行って、電気が使えるように配線工事やエアコンの取り付けなどを行っています」

―はい。

「1日の流れで言うと、朝は8時くらいに事務所に集合して、その日の準備をして、ハイエースに荷物を積んで現場まで行きます。◎◎さんは免許をお持ちのようですが運転はできそうですか?」

―定期的に乗っているので、大丈夫だと思います。

「それは心強いです!運転して現場に行って、9時には作業をはじめます。見習いのうちは手元作業といって、簡単な作業や道具の受け渡しなどのお手伝いから始めてもらいます」

―はい。

「先輩がいろんな作業を教えていくので、少しずつ覚えていって下さい。10時と15時に15分ずつ休憩があって、みんな飲み物を飲んだりタバコを吸ったりしています。あと、お昼休憩は1時間。それ以外の時間は作業で、だいたい17時に終わりですね」

「ここまでで、なにかわからないことや質問はありますか?」

―現場作業は初めてなんですが、道具は買った方がいいですか?

「道具は会社で用意するので最初に買う必要はありませんよ。慣れてきたら自分の腰道具が欲しくなるのでみんな買ったりしていますね」

―わかりました。もうひとつ質問で、現場はどの辺が多いですか?

「現場は大体事務所から20分~30分くらいのところですね。県外の現場や出張はないので、実家から通うのも安心ですよ」

―わかりました。ありがとうございます。あと、現場での作業についてなのですが…(続く)

ポイント

未経験者の場合、現場のことがイメージできるように1日の流れに沿って説明していくことは非常に効果的です。「思っていたのと違った」というミスマッチをなくすために、時系列に沿って丁寧に説明しましょう。また、説明の最中に「こんな作業がありますけど、大丈夫ですか?」「説明した中で何か分からないことはありますか?」というように、質問を投げかけ、お互いの疑問をできる限り解消することが大切です。特に朝の事務所への集合時間や出張のあり/なしなど労働時間や場所に関することはきちんと説明して下さい。

労働条件のすり合わせ

仕事内容のすり合わせと同じく大切なのが、労働条件のすり合わせです。

労働条件について正しく認識されていないと「こんなはずではなかった!」というミスマッチが生まれてしまいます。面接の場できちんと理解してもらうようにしましょう。

労働条件の説明例

「では、雇用の条件についても私の方から詳細を説明させて頂きます」

―お願いします。

「基本給はハローワークの求人票の通り、未経験だと20万円~24万円の間で決定します。ただし、試用期間が3ヶ月ありまして、そのあいだは日給1万円です」

―はい。

「次にお休みは、隔週の土曜と日・祝です。土曜日は隔週なので、休みと休みでない日が半分ずつですね。土曜は忙しい時は休日出勤になることもあるんですけど、その場合は平日に代休を取ってもらっています。毎週連休ではないですけど、大丈夫そうですか?」

―はい。今の会社もそうなので大丈夫です。

「ありがとうございます。そのほかの福利厚生や手当は、求人票の通りですね。何か分からない仕組みはありましたか?」

―この、資格手当というのは何の資格を持っていればもらえるんですか?

「資格手当は、第2種電気工事士という資格を取るともらえるようになります。月に5千円がお給料にプラスされますね。資格が取れるように先輩たちもサポートしてくれるので、きっと2年以内には取れますよ!」

ポイント

労働条件について、特に丁寧に確認すべき点はお給料とお休みです。お給料は、試用期間など支払うお金に変動がある際は必ず説明しておきましょう。また、お休みについては「月に1度くらい休日出勤がある」など、実情も交えて正直に話しておくことが入社後のトラブル回避に繋がります。

そのほか、気になることの確認

ある程度求職者の情報を聞き、会社のことも話し終えたら、お互いに気になることについて確認するようにしましょう。「今まで話したことでも、社員のことでも何でも質問してください!」というように、オープンな姿勢を心掛け、求職者の疑問を解消しましょう。

企業から求職者への質問例

―選考結果は1週間ほどでお出ししますが、もし入社してくれるとしたら何月くらいから働けそうですか?

― 他にも、別の会社は受けているんですか?電気工事の会社以外にもいろいろ見ているんですか?

― 会社から自宅までは何分くらいかかるんですか?もし入社したら、車通勤ですか?

求職者から企業への質問例

―今いる社員の人たちって、未経験で入ってきた人はいるんですか?

―今いる会社を辞めるのに1ヶ月くらいかかっちゃいそうなんですけど、大丈夫ですか?

―先輩たちって、どんな人がいますか?

まとめ:面接は双方の疑問を解消する場に!

面接というと「相手のことを知る」という意識が強くなりがちですが、実際には相手のことを知り、会社のことも知ってもらうための場です。お互いの疑問を解消し、気持ち良く入社してもらえるように準備を整えて面接に臨みましょう!

この記事が、面接についてお悩みの方にとってお役にたてば幸いです!

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