魅力のない会社はこの世に無い!会社PRに一番必要な考え方

職人採用のコツ

自社の魅力がわからない

こんにちは。電工魂編集部です。

私は電工魂執筆のかたわら、電気工事会社さんの採用のお手伝いをしています。

採用のお手伝いをしていると、お客さんから良く聞くセリフがあります。

それは、

「いやー、ウチの会社にはいいところなんてないよ!」

という言葉。

しかし私からすると全ての企業さんに魅力があり、ぜひPRしてほしいことがたくさん。

もっと自信を持ってもいいのにな…。と思います。

そこで、「新しく人を採用したい。でも、人の募集をかける時や面接の時、求職者に何を伝えれば魅力を感じてくれるのかわからない…」

とお悩みの方に、会社の魅力の見つけ方を教えたいと思います。

ポジティブ変換を活用!

ではまず、この記事での最大のポイントとなる「ポジティブ変換」についてご説明します。

◆ ポジティブ変換とは:会社の特徴をポジティブに伝える方法を探すこと。一見ネガティブなことも、見かたによってポジティブな特徴に変わる。

ひとつ例として、ポジティブ変換を行ってみましょう。

例:ウチの会社は、従業員が5人だ。

これは、ただの事実ですね。

この事実をポジティブ変換すると…

◎ ウチの会社は、従業員が5人だ。だからまとまりがよく、1人1人の活躍を見逃さない!

…このようになります。

自分の目線で判断しない

ポジティブ変換の例でお伝えしたかったことは、

人は、事実を自分の価値観で「良い」「悪い」と判断してしまっている

ということ。

さきほどの「ウチの会社は、従業員が5人だ 」という事実に対しても、

「ウチの会社は従業員が5人しかいなくて、小さく冴えない会社だ…」

と、経営者目線の解釈をいれてネガティブに変換してしまう方もいます。

しかし、事実を良いか悪いか判断するのは求職者です。

自分のものさしで判断せず、見る角度を変えてポジティブに変換することで「それ、いいじゃん!」と思ってくれる人に出会うことができるのです!

つかいやすいポジティブ変換3選

では、実際に私が企業さんに聞いたお悩みをポジティブ変換で魅力にチェンジしてみます!

お悩み1:ウチの会社は、商店街の家電屋さん。こんな小さい店に来たい人なんかいないよなぁ…

まずこのお悩みは、相談者自身が事実をネガティブに変換してしまっていますね。これでは魅力が見つからないので、まずは事実に修正します。

事実:会社は商店街の家電屋さんで、小規模な店だ。

これをポジティブ変換すると…

◎ ウチの会社は商店街の家電屋さん。小さな店舗だけど頼りにしてくれる地元のお客さんに愛されて30年続いている、この歴史ある商店街でも老舗の店だ。

このようになります!

「規模の小さい店」という事実に対し、「規模が小さいのにここまでやってこれた理由は何か?」「商店街ではどんな立ち位置か?」などの視点でお店について考えてみることで、魅力がみつかりますよ!

お悩み2:ウチの会社は、会社というか、先月立ち上げたばかりで社長のオレ以外に社員がいないんだよね…(笑)これじゃあ募集かけても人なんか来ないでしょ!

実はこの相談は何度もお聞きしたことがあります。

しかし、ポジティブ変換をした結果社長1人の会社に「ぜひ入社したい!」と応募が入った例は数多くあります!

ではまず、事実の抽出から。

事実:先月立ち上げたばかりの会社なのでメンバーは社長1人。従業員なし。

これをポジティブ変換すると…

◎ 先月立ち上げたばかりの会社を共に大きくしてくれる「良き相棒」をこれから初めて募集する。いずれは従業員を束ねる工事部長として活躍できる。

このようになります。

「従業員の多い会社に従業員ゼロの会社が勝ること」はなんでしょうか?

きっと従業員の多い会社よりも裁量を持って働くことができますよね。

社長との距離も断然近く、2人目のメンバーということで将来への期待も大きいでしょう。

また、先月立ち上げたばかりの会社を今後どのようにしていきたいか?と希望を語れば「一緒にやりたい!」という人が手を挙げてくれるかもしれませんよ。

お悩み3:ウチの会社の平均年齢は50代後半。そろそろ若い子が欲しいんだけど、募集をかけても全く反響ナシ。こんなオッサンばっかの会社に入ってくれる若い子なんかいるわけないよね…

これも、電気工事会社さんではよくある相談です。

正直に言うと、若手社員がいる会社の方が若者の注目を引きやすいという事実は否定できません。

だからこそ、ポジティブ変換力の見せどころ!

若者が魅力に感じてくれる部分を探しましょう。

事実:会社の平均年齢は50代後半で若返りのために若手が欲しいが、今まで応募がなかった。

これをポジティブ変換すると…

◎ ウチの会社の平均年齢は50代後半。若い子からしたら冴えないオジサンに見えるかもしれないけど、みんな年齢の分積み重ねてきた一流の技術を持ってる。一度現場見学にきてくれたらカッコいいオジサンに見えてくるから気軽に見においで!みんな本当に若手を待ち望んでいるから、もし入社してくれたら絶対に大切に育てるよ。

このようになります!

「若い子がオジサンと仕事をして得られるものはなにか?」と考えると、伝えるべきことが見えてきます。

また、なかなか応募が来ないのですからもし入社してくれたらきっと大切に育てますよね。そういった入社後の扱いについてもPRすると、若者も安心します。

しかし、そもそも文章の作成が苦手という場合は、PRの作成に苦戦するかもしれません。そんな時はプロが文章を作成する電気設備業界専門の求人サイトの利用もおすすめです。

採用が上手くいかない企業様へ伝えたいこと

「どうせウチに入りたい人なんかいない」という気持ちでは求職者に魅力が伝わりません。

ぜひ、事実を様々な視点から見て、求職者に「それっていいじゃん!」と思ってもらえるだけのポジティブ変換力を見につけて頂きたいです。

どんな企業も、お客さんからの需要があって今も成り立っているのですから素晴らしいところは必ずあるはず。見つけ方次第なのです。

それでも、どうしても見つからなければ社員やお客さんに聞いてみるのもいいかもしれませんよ!

この記事を読んで下さった方の採用が成功するよう、陰ながら祈っています。

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