載せなきゃ大ゾン!求人写真のメリットと写真選びのコツを解説

職人採用のコツ

ネット求人広告における写真の重要性

インターネットの世界には、こんな言葉があります。

人は、最初の3秒間でそのウェブページの価値を判断している

つまり、たった3秒の間にホームページやブログ、そして求人広告などの情報は「これは読む価値がある」「これは読む価値がない」と、どんどん仕分けられてしまうのです。

そんな「3秒」という短い時間のなかで、読む価値がある求人だと思ってもらうために有効なのが、求人広告に掲載する写真です。

写真は文章に比べて一目で伝わる情報量が多いので、最初のつかみとして興味を持ってもらうためには非常に効果的です。

今回は、求人に写真を載せるメリットと、効果的な写真の選び方をお伝えします!

写真を載せるメリット

求人に写真を載せるメリットは数多く存在します。

「撮影が面倒…」「どうせ載せても変わらない…」と後ろ向きな方は、まずはメリットを知りましょう。

◆ メリット①:写真は目を引く情報である

インターネットには数多くの情報が存在するため、人は無意識に「要る情報」「要らない情報」を仕分け、要らないと判断された情報は読み飛ばされてしまいます。特に文字ばかりが続いていると、内容が頭に入る前に読み飛ばされてしまう可能性が高くなります。写真は文字よりも目を引きやすい情報なので、一度写真で注目を引けば付近の文字も読んでもらいやすくなります。

◆ メリット②:一瞬で会社の雰囲気が伝わる

写真のなかでも特にオススメなのが社員の表情が分かる写真を掲載することです。笑っている社員の写真が一枚あれば、一瞬で会社の雰囲気が伝わります。

◆ メリット③:ターゲット層に訴求しやすい

例えば若手の社員が欲しい場合は、若い社員の顔を掲載することでターゲットとなる求職者にアピールすることができます。求職者の心理として、自分と同じ属性の社員が在籍していることは安心感につながるので、狙っている層の応募確率を高めることができます。

写真選びのコツは求職者目線

求人に載せる写真を選ぶ際の最大のコツは「欲しい人材の視点に立って、魅力的な写真を探す」ということです。

写真選びを担当する事務員さんや社長目線で「これはいい!」と思っても、求職者から見たら特に目を引く写真ではなかった…ということが起こってしまうと非常にもったいないですよね。

「求職者から見て効果的な写真であるか」ということを問いかけながら、写真を選びましょう。

例としてひとつ、良くない写真の選び方を紹介します。

NGシーン

欲しいのは20代の若手。会社の雰囲気を伝えるため社員に集合してもらって写真を取ることにした。しかし、ちょうど若手は現場に出ていたので、その場にいたベテラン社員のみで社員を撮った

NGポイント

基本的に、20代の若手が目を引くのは、自分と同世代の若手が写っている写真です。その人の性格や思考によって例外もありますが、なるべく多数の人が持つ価値観に合わせた方が見てもらう確率が高くなります。「若手が欲しい」ということを一番に考えて求人を作成するのであれば、若手社員が帰って来てから写真を撮るか、現場に出ている若手にその場で写真を撮ってもらうほうがよかったと言えます。

欲しい人材別!写真の選定ポイント

前項目のNG例を踏まえ、ここからは「こんな人が欲しい!」という例に沿って効果的な写真や工夫ポイントをお伝えしていきます。

若手の真面目な子が欲しい!

若くて真面目に仕事を覚えてくれる子が欲しいという場合に効果的な写真選びのコツです。

こんな写真が理想的!

・若手社員が、工具を使って作業をしている写真

・若手社員の勉強会の様子や、新人さんが先輩に教えてもらっている風景

・歳の離れていない先輩社員(欲しい人材の年齢+10歳程度)が、笑顔で写っている写真

・実際に施工した現場の写真

解説:「若手の真面目な子」がどんな写真に惹かれるかを考えます。仕事に真面目に取り組みたい人であれば、実際に同年代が現場で活躍しているかどうかや、頼れる先輩の存在は気になるポイントです。また、「こんな現場を手掛けられる!」という期待感を持つことができると、一気に求人への注目が高まります。「この会社に入ったら、どんな風に学んでどんな風に活躍できるか」ということが伝わるような写真選びを心掛けましょう。

若手の明るい子が欲しい!

若手の明るい子が欲しいという場合の写真選びです。同じ若手でも、「真面目な子」と「明るい子」では写真選びが異なります。

こんな写真が理想的!

・若手社員が、休憩中に談笑している風景

・社内での飲み会・食事会や社員旅行などイベント時の写真

・若手社員とベテラン社員が、仲良く会話をしている写真

解説:「明るさ」や「社交性」を求める場合、会社の雰囲気を押し出すのが効果的です。写真から社員同士の交流の様子や、年齢問わず仲がいい会社であることが伝わると、その雰囲気に魅力を感じる求職者の注目を集めることができます。仲の良さを伝える場合、写真に写っている人物の表情が伝わることが重要なポイントです。媒体ごとに写真のサイズは違いますが、ぱっと見で表情が分かるように、なるべくアップの写真を選ぶといいでしょう。表情や雰囲気が分かりにくい大人数の写真よりも、2~3人のアップで笑顔が目に飛び込んでくる写真の方が目に留まりやすいと言えます。

即戦力として活躍してくれるベテランが欲しい!

とにかく実力重視。年齢は問わないので電気工事の技術を沢山蓄積してきた人材が欲しいという場合の写真選びです。こちらは、現在会社に在籍している社員によっても掲載する写真選びが変わります。

こんな写真が理想的!

・ベテランが、作業をしている写真(ベテランぞろいの会社の場合)

・ベテラン達が、 肩を組んで笑っている写真 (ベテランぞろいの会社の場合)

・若手の新人が、笑顔で映っている写真(見習いが多い会社の場合)

・技術力のわかる施工写真や技能大会での表彰写真、施工実績などの写真

解説:ベテランが多い会社で更なる即戦力を求める場合、今いる社員達と切磋琢磨しつつ肩を並べて働けることを伝えるのが効果的です。逆に、若手や見習いが増えてきたのでリーダー的に活躍してくれる即戦力を求めている場合は、若手の写真を掲載し「頼れるリーダーとして活躍できる」ことを伝えるのがいいでしょう。また、会社の技術力の高さを知ってもらうため、技能大会に参加した際の写真や施工実績などを写真で伝えるのも効果的です。

「ちゃんとした写真」でなくてもいい

求人の写真を選ぶ際、多くの方が思い込んでいるのが「求人に載せる写真はちゃんとした写真じゃなきゃいけない」ということです。

全員集合で、カメラマンを用意して、会社の前で撮影…というようないわゆる「ちゃんとした写真」を用意する必要はなく、むしろくだけた雰囲気の写真の方が効果的なことも多々あります

現場での作業中にササっと撮影した写真が一枚でもあれば仕事内容も社員の雰囲気も伝わりますし、現場での撮影が難しければ、休憩中やお昼にスマートフォンで撮った写真などでも問題ありません。

あまり固く考えず、社員の自然な姿を撮影してください。

写真を工夫しても応募が増えない場合は業界志望の人材が多く集まる電気設備業界専門の求人サイトの利用もおすすめです。

写真をもっと魅力的にするための裏ワザ

ここからは、より「映える」写真にするための小技を紹介します!

写真のテクニックを身につけることで、目を引く求人にしましょう!

◆ 裏ワザ1:写真に鮮やかな色を入れる

沢山の求人の中から目に留めてもらうためには、写真に鮮やかな色を入れることが効果的です。例えば、観葉植物の緑を写りこませたり、赤い小物をもって写真を撮影するなどです。特に建設業の写真で多く使われる色は、作業着の灰色・青色やヘルメットの白、ケーブルの黒など寒色系の色が多いので、真逆の暖色系を写りこませることで他とは違う求人に仕上がります。

◆ 裏ワザ2:女性が写った写真を入れる

建設会社は男性の比率が高く、中には女性社員がひとりもいない会社も存在します。つまり、他の会社の写真にはあまり女性が写っていないということです。

社内の写真を撮る際に、女性の事務員さんなどに協力してもらい、一緒に写真に写ってもらうと目に留まりやすい写真に仕上がります。

◆ 裏ワザ3:明るさを調整する

夕方や夜間に現場で写真を撮ったらなんだか暗い…というときは、明るさを調整しましょう。現在はパソコンやスマートフォンで簡単に写真の明るさを調整することができるので、少々加工してから掲載するのもオススメです。「写真の加工なんてやったことがないよ!」という場合は、若手の社員やパソコンが得意な社員に「この写真、もっと明るくできない?」と頼んでみるのもオススメです。

まとめ

求人広告に掲載する写真は、一目で会社の雰囲気を伝えることができるので有効に活用したいところです。写真を選ぶ際はぜひ求職者目線に立ち、狙う求職者層に注目してもらえる写真とはどんな写真か考えながら選定してみてください!

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