履歴書・面接…本当に必要?
人が欲しくなった時、取りあえず求人を出す。
そして取り合えず履歴書を送ってもらって、取りあえず面接をして、面接の質問も、取りあえず「志望動機を教えてください」…
これらのやり取り、本当に必要なのでしょうか。
実は、面接官も求職者も飽きている…なんてことはないですか?
特に、電気工事士をはじめ技術系の人材を採用するとき、本当に知りたいのは履歴書の経歴ではなく、「現場でどれくらい使えるか」「周りの職人さんたちとうまくやってくれるかどうか」など、実践的なスキルということも多いのではないでしょうか。
今回の記事では、他社が実践しているちょっとユニークな採用方法をご紹介します。
実用的な採用方法3選
さっそく、採用方法について紹介していきます。
まずは、「履歴書→面接」というテンプレートとは少し違うけれど実用的な採用方法から。
◆ 実力を知る!現場体験
経験者を採用する際、現場に入ってもらって動きを見たり、事務所で作業をしてもらうことで実力をみて採用/不採用を決定する会社もあるようです。
現場に入れば動けるかどうかが一番大事ですから、ある意味一番合理的な採用と言えます。
◆ 一緒にメシでもどう!?ランチ/ディナー採用
建設業だけでなく、他業種でも増えているのがこちらの採用。
昼食時や夕食時、社員と求職者が一緒にご飯を食べながら話をすることで、求職者の経歴や人となりを自然に知ることができるというものです。
求職者側からしても、社員と一緒にご飯を食べることで社員同士の空気感から会社のことをリアルに知ることができ、入社後のギャップを防ぐこともできます。
ちなみに、お酒を飲むのはハメを外してしまいかねないので、初回では控えておいた方がいいでしょう。
◆ 気が合うかどうかが大事!ほぼ雑談面接
履歴書もいらない、面接らしいことも聞かない、ただお互い気が合うかどうかの確認がしたいということで、面接の時間はほとんど雑談で済ますという企業も意外と多いです。
気が合ったらその場で採用!と求人に打ち出せば、応募者も増えるかもしれませんよ。
面接に工夫をしてもなかなか理想の人材と出会えないという場合は電気設備業界専門の求人サイトの利用もおすすめです。
話題になるかも!?ユニークな採用3選
電気工事会社や建設業以外に目を向けると、ユニークな採用手法をとっている企業が数多くあります。
◆ 時代に乗っかる!インフルエンサー採用
「インフルエンサー」とは、SNSや動画サイトなどで情報を発信し、ブームの火付け役の役割を果たす人のことを指します。
このインフルエンサー採用は、インスタグラムやツイッター、YouTubeなどのフォロワー数・登録者数を重視して採用を行うという、なんとも今どきの採用方法です。
特に、広報の仕事やウェブ系の仕事ですと発信力が大切ですから、こういった採用活動が流行るのも納得といえます。
◆ 話題性も狙える!スポーツ・音楽採用
野球・サッカーなどのスポーツ活動や、バンドなど特定の音楽活動をしていた人を書類選考免除にするなどの採用方法です。
特定のスポーツを選ぶ理由は、「単純に社長がファンだから」「会社でスポーツチームのスポンサーをしているから」など様々です。
この採用活動は社風に合う人材を狙えるというメリットもありますが、一番の狙いは、話題性でしょう。「サッカー採用」「バンド採用」などの名前を付けることで面白い取り組みだとメディアに取り上げてもらい、採用活動を行っていること自体を多くの人に周知させる目的があるのです。
◆ 社長と同じ苗字なら即面接!?名前採用
例えば「鈴木さん採用」「キラキラネーム採用」というように、名前に一定の条件を設けて当てはまる人は書類選考を免除するなどの特典を付ける採用です。
こちらも、話題性を狙った採用活動といえるでしょう。様々な求人の中でいかに自社の求人を見てもらうかというところも課題ですから、採用活動を行っていることを目立たせるという意味では効果的であるとえます。
電気工事会社におススメなのは…
電気工事会社におススメなのは、現場体験をしつつ実力を見る採用や、ランチやディナーを食べながら話す採用です。
職人さんはしゃべるのが苦手な方も多く、形式ばった面接ではその方のいいところを知ることができない可能性もあります。
なるべく自然に、求職者の技術力や人となりを知ることのできるよう、採用方針について一度考えてみてはいかがでしょうか?
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