《離職防止》社員が「最後の会社」に選びたい会社の特徴5選

会社づくり

離職率の高い現場社員

建設業界は、他と比べて離職率の高い業界だと言われています。

ただでさえ現場社員を採用するのが難しい上に、入ってくれた人まですぐ辞めてしまうのではどんどん人手不足が深刻化してしまいますよね。

そこで、社員に「ここでずっと働きたい!」と思ってもらえる会社の特徴をご紹介したいと思います。

社員が離れたくないと思う会社の特徴5つ

では早速、社員に「この会社から離れたくない!」と思われる会社の特徴をご紹介します。

◆ 家庭の事情を汲んでくれる

週2日の休みを実現できれば理想ですが、休みを確保できずなかなかまとまった休みを取ってもらうことができない状況の企業様も多いでしょう。そんなとき、最低限社員の希望する休みを尊重する姿勢はもっていただきたいです。

例えば子どものいる社員には入学式や運動会などイベントの際に積極的に有給消化を薦めれば、家庭を持っている社員はもちろん、これから結婚して家庭を持ちたいと考えている若手社員も将来を安心することができます。

◆ 収入面に満足している

収入面の満足は、長く働きたい会社かどうかを判断するうえで重要なポイントです。特に、社員が重要視するのは昇給制度です。今の給与に満足していなくても、昇給の基準がきちんと決まっていて、数年先に今よりも給料が上がっているイメージを持つことができれば「もっとこの会社で頑張ろう」と思うことができます。

また、退職金長年勤めた人を表彰する制度など、長く働くほど得をする制度を設けることも非常に効果的です。

◆ 親方・社長についていきたいと思える

意外にも「お金や休みも大事だけど、結局のところ上司や社長についていきたいと思えるかが大事」だと答える社員は多くいます。自分もこうなりたいと思える上司がそばにいるか、一緒に大きくしたいと思う会社か…など、自分の置かれた環境を愛することができれば長く勤めたいと思ってくれます。

◆ 定年制を設けていない

建設業で働く人の3分の1が55歳以上だというデータが今年国交省から発表されました。ある程度年齢のいった社員であれば「定年後の働き方」について考えることも出てきます。そんな時、自社が定年制を設けていない会社であれば、年をとっても働き口があるということで安心感を抱き、ずっとこの会社に勤めようと思ってくれます。

実際、電気工事業界には定年制を設けていないという企業様も多いです。「体が元気なうちは何歳まででも働けます!」ということをPRすれば、ベテラン社員への印象アップにつながりますよ。

◆ 成長実感を得ることができる

「入社当初に比べて、こんなことができるようになった!」という成長実感を持っていると、人は置かれている状況に飽きることなく働くことができます。若手の場合は特に、スキルアップが実感できるように上司が見て、褒めてあげましょう。

ある程度ベテランになった社員は自分自身の成長実感を得ることが難しくなりますが、「会社の売り上げが上がっているか」「社員は何人に増えたか」など、会社の一員として会社の成長を実感することができればそれが喜びにつながります。

ベテランの社員には、会社がどのような状況かということをオープンにし、組織の一員としての自覚を持ってもらうことが大切になります。

待遇とやりがい、どちらも欠けてはならない

挙がった5つの特徴は、「待遇面」と「やりがい面」の2つに分類することができます。

【待遇面】

・ 家庭の事情を汲んでくれる

・ 収入面に満足している

・ 定年制を設けていない

【やりがい面】

・親方・社長についていきたいと思える

・ 成長実感を得ることができる

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待遇面とやりがい面、どちらが欠けても「ずっとここで働きたい!」とは思ってもらえません。「信頼できる会社(または人)の元、満足できる待遇で働ける」という2つの要素が両立して初めて、社員はその会社で長く働くことを選択します。

まとめ

離職率の高い建設業界。現場仕事は体力的な負担も大きい分、労働に見合う対価をキチンと用意する必要があります

自社の社員定着について考えるときは、「待遇面」「やりがい面」の2つの側面から見て、社員に満足してもらえる環境かどうかを考えてみてくださいね。

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