建設業の冬のボーナス、23%が減少と回答…新型コロナ影響

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コロナ禍、ボーナス額の変化は

帝国データバンクは今月6日、「2020 年冬季賞与の動向調査」を公開しました。

調査によると、2020年冬の賞与の従業員 1人当たり平均支給額について、昨年2019年と比較すると、「賞与はあり、増加する(した)」と回答した企業が 15.0%、「賞与はあり、変わらない」が 36.4%でした。

一方で、「賞与はあるが、減少する(した)」と回答した企業が32.5%と、およそ3割の企業にボーナスの減額が見られました

出典:帝国データバンク

建設業は23%がボーナス減

業種別に見た賞与の昨年度比較は以下の通りです。

出典:帝国データバンク

建設業では、18.2%の人が「2019年度賞与よりも増加した」と回答し、23.0%の人が「2019年度賞与よりも賞与が減少した」と回答しています。

建設業は他の業種と比較すると賞与への影響が少ない業界であると言えますが、それでも多くの方が今年の賞与について物足りなさを感じたのではないでしょうか。

半数以上の企業が減益見込みの背景

同社の調査によると、2020年9月時点で、2020年度の業績を減収減益と見込んでいる企業は56.0%にものぼり、新型コロナウイルスがもたらした経済的損失は深刻なものです。

今後の見通しも不明瞭なため、ボーナス事情もしばらく厳しい状況が続くでしょう。

ボーナスの支給実態はなるべく透明化を

頑張っている社員にボーナスを支給したくても、会社の経営状況的になかなか支給できないとお悩みの中小企業経営者様も多いかと思います。

ボーナスの支給金額については、査定の方法会社の経営状況を透明化し、「どういった基準でこの額を支給しているのか」が社員に伝わるようにすると納得感につながります。

特に賞与が多く支給できないときこそ、その理由を明確化し、社員に納得してもらうことが大切です。

参考資料

帝国データバンク: 2020 年冬季賞与の動向調査

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