建設業の初任給額は?大手ゼネコン5社ランキングも紹介

職人採用のコツ

建設業の初任給額は、全国平均で17万円~24万円です

また、大手ゼネコン5社では、初任給30万円を超える採用も始まっています

この記事では、

建設業の初任給平均額学歴別男女別

ゼネコン5社の初任給額一覧ランキング

建設業界で高収入を得るための方法

などについて解説していきます。

建設業の初任給平均額を知ろう

建設業の初任給平均額

まずは、建設業の初任給平均額を知りましょう。

学歴別・男女別の初任給額をご紹介します。

【学歴別】建設業の初任給平均額

建設業の初任給平均額を学歴別にまとめました。比較用に、全産業の初任給平均額も紹介しています。

建設業(参考)産業計
高校卒17万6,100円16万7,400円
高専・短大卒18万9,400円18万3,900円
大学卒21万6,700円21万200円
大学院修士課程修了24万5,300円23万8,900円
参考:厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況
※ 本調査は令和元年で終了したため、最新の傾向とはずれが生じている可能性があります。

建設業の初任給平均額は、17万円台~24万円台の間です

基本的に、学歴が高いほど初任給の平均額は上がる傾向にあります。

また、建設業の初任給平均額は、日本の平均と比較して高いです

高卒から大学院修士課程修了まで、すべての学歴の初任給額が日本の平均初任給額を上回っています。

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◆ 建設業の年収について、年齢ごとにまとめたデータを知りたい方は、建設業の平均年収は567万!年齢別・業種別・地域別など詳細データも紹介の記事もぜひご覧ください!

【男女別】建設業の初任給平均額

建設業の初任給平均額を男女別にまとめました。

建設業(男性)建設業(女性)
高校卒17万7,000円16万7,200円
高専・短大卒19万1,700円18万1,500円
大学卒21万8,200円21万1,200円
大学院修士課程修了24万5,700円24万1,600円
参考:厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況
※ 本調査は令和元年で終了したため、最新の傾向とはずれが生じている可能性があります。

建設業の初任給は男女で開きがあり、すべての学歴で男性のほうが女性より初任給が高い傾向にあります

これは、建設業に限らず日本の多くの産業に共通する傾向です。

女性の初任給が低い原因は、給料が低い傾向にある事務作業や、補助的な業務に携わる割合が多いことが考えられます。

大手ゼネコンの初任給に関する最新情報

2024年版大手ゼネコンの初任給一覧

日本の建設業界をけん引するゼネコンの初任給が気になる方も多いのではないでしょうか。

大手ゼネコン各社の初任給を独自に調査しまとめました。

【2024年版】大手ゼネコン5社の初任給一覧

2024年最新版のゼネコン各社の初任給を、一覧表にまとめました。

初任給額
(博士了)
初任給額
(修士了)
初任給額
(大学卒)
初任給額
(高専・専門学校卒)
初任給額
(高卒)
大林組33万円30万円28万円25万円(短大含)23万円
鹿島建設33万円30万円28万円28万円~26万円
大成建設32万円30万円28万円26万円
清水建設33万3,000円30万円28万円28万円~26万円
竹中工務店32万円30万円28万円26万円
情報出典:各社新卒採用サイト
※ 初任給額の詳細は、エリア等の条件によって表と異なる場合があります。詳しくは、各社サイトをご覧ください。

大手ゼネコン5社の初任給は、表のとおりです。

5社とも、大学院の修士課程以上を修了した方は初任給30万円以上で採用を行っています。

◆ 建設業のボーナスの状況も知りたい方は、【2024年夏最新】建設業の賞与(ボーナス)速報|中小企業は68万円の記事もぜひご覧ください!

2024年版大手ゼネコン初任給ランキング

大手ゼネコン5社の初任給を、ランキング形式でまとめました。

1位:清水建設(博士了)33万3,000円
2位:大林組(博士了)・鹿島建設(博士了)33万円
3位:大成建設(博士了)・鹿島工務店(博士了)32万円

2024年時点では、大手ゼネコン5社の中でもっとも初任給が高いのは清水建設で、初任給は33万3,000円です

ゼネコンの初任給が高い背景

ゼネコンの初任給が高い背景には、建設業の担い手不足があります。

建設業界は少子高齢化により、深刻な人手不足状態です。

しかし、若い世代にとって建設業は、3K(きつい・きたない・危険)のイメージが強く、人気のある業界とは言えません。

初任給を高くすることで、やる気のある、稼ぎたい志向の若者の獲得を狙っていることが予測できます。

建設業で高収入を得るための方法

建設業で高収入を得るための方法

建設業界に興味がある方向けに、業界で高収入を得るための会社選びのコツを解説していきます。

初任給をアップするための資格・スキル

初任給は、一般的に学歴ごとに一律で設定されています。

そのため、初任給を上げるためには、なるべく上位の学歴をつけることが大切です

また、業務に関係のある学科を卒業している場合は、それ以外の学科卒業者よりも初任給が高く設定されていることもあります。

学歴に自信がない人の収入アップ方法

この記事を見ている方の中には、学歴に自信がなく、初任給の高い企業に入れないと悩んでいる方もいるかもしれません。

しかし、初任給というのはあくまで入社一年目の給料なので、そこまで重視する必要はありません。

学歴に自信がない場合は、入社後にスキルを磨き、収入アップを目指しましょう。

昇給制度や資格手当等、入社後の収入アップ方法に目を向けた企業選びが大切です。

初任給以外で収入を増やす方法

企業には様々な手当があり、初任給として設定された金額に手当を上乗せする形で給与が支給されます。

建設業界でよくある手当の一例は、以下の通りです。

手当や福利厚生にも注目して企業を選ぶことが、収入アップのコツです。

初任給よくある質問

初任給よくある質問

初任給に関するよくある質問をまとめました。

初任給はどのように決まる?

初任給は、学歴別に一律で設定されているのが一般的です

詳細は企業によって異なり、例えば同じ大卒でも、業務に関係のある学科を卒業している場合は、それ以外の学科卒業者よりも初任給が高く設定されていることもあります。

また、エリアによって初任給額を分けて設定している企業もあります。一般的に、物価の高い首都圏は初任給額が高くなる傾向があります。

大手ゼネコン5社の新卒採用でも、学歴別に初任給が設定されています。詳しくは、【2024年版】大手ゼネコン5社の初任給一覧の項目でご紹介しています。

初任給が高い企業にリスクはある?

初任給が高い企業に必ずリスクがあるわけではありませんが、企業選びは様々な側面から判断することが大切です。

初任給が高い分、働き方がきついという場合や、初任給は高いものの、手当や昇給制度が充実していないというように、初任給が高くてもマイナスの側面がある企業は存在します。

企業を選ぶ際は、入社後数年経った際にその会社で満足して働いていけるかどうか、総合的に判断して見極めることが大切です。

初任給と実際の手取り額はどれくらい違う?

手取り額は、初任給額に75%~85%をかけた額を目安とすることができます

手取り額とは、初任給額から税金や社会保険料を引いた、実際に自分の手元に振り込まれる金額のことを指します。

初任給が25万円の場合、手取り額の目安は18.8万円~21.2万円程度となります。

実際の手取り額は、個人の税金負担額によって異なりますので給与明細を確認しましょう。

まとめ

建設業の初任給は平均と比較して高く、特に大手ゼネコン5社では初任給30万円を超える採用も始まっています。

初めての企業選びの際は、初任給額をはじめ、手当や福利厚生、またキャリアプランなどから総合的に判断し、入社後数年経った際にその会社で満足して働いていけるかどうかを見極めることが大切です。

コメント

  1. 匿名 より:

    土木ですが参考に成りました。有難うございます。

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