【人材定着】社員に喜ばれる!電気工事会社の福利厚生例7選

会社づくり

長期的な人材確保のための、福利厚生

見習いから育てて、やっと現場を任せられるようになった社員。そんな社員が「社長、実は会社を辞めたいと考えていて…」と相談を持ちかけてきた…。そんな経験はないでしょうか。

「入った人材が定着しない」というお悩みの解決策となるのが、福利厚生。

「ウチみたいな小さい会社じゃ、大手みたいにはいかないよ!」と諦めてしまう前に、他の中小規模の電気工事会社がどんな取り組みをしているか知ってみませんか?自社でもマネできる福利厚生が見つかるかもしれません。

主要な福利厚生って、どんなもの?

では最初に、「よく聞く福利厚生」についておさらいしてみましょう。

◆ 社会保険

雇用保険:失業した時に、失業給付金を受け取ることのできる保険です。

労災保険:仕事が原因でのケガや病気の際に、給付金を受け取ることのできる保険です。

厚生年金保険:一定の年齢に達した際に給付金を受け取ることのできる保険です。

健康保険:病気やケガをした際に、医療給付や手当金を受け取ることのできる保険です。

これらを合わせて「社会保険」と呼んでいます。最近では、社会保険に入っていない会社には現場を任せられない!という会社も多くなっているので、福利厚生の第一歩としてぜひ加入しておきたいところです。

◆ 退職金制度

社員が退職する際に、一定額のお金を受け取ることのできる制度です。

◆ 財形貯蓄制度

毎月のお給料から一定額を自動で天引きし、貯蓄を行う制度です。

◆ 福利厚生サービス

民間の福利厚生サービスに加入し、提携するホテルや飲食店などの割引を受けられる制度です。

 

主要な福利厚生をご紹介しました。

ここまで読んで、「ウチは社会保険くらいしかやってない」「退職金や財形貯蓄まで手が回らないよ…」という方は、ぜひ次の項目をご参考ください。

小さな電気工事会社が実施している福利厚生例

では、ここからは実際に中小規模の電気工事会社が実施している福利厚生の例をご紹介します。自社で取り入れられそうなものは、ぜひご検討下さい!

資格取得支援制度

業務に必要であったり、能力の向上が見込める資格の取得について、会社が受験費用や講習会費用などの取得にかかる費用を支援する制度です。

例:第2種電気工事士の取得にかかる費用を会社が全額支給

例:第2種電気工事士の資格に合格した際、かかった費用をキャッシュバック

資格取得支援制度は、電気工事業界でこれから頑張っていこうとしている見習い~中堅の方にとって非常に魅力的な制度です。資格の取得にかかる費用は、社員にとって痛い出費になりかねません。会社として支援ができると「知識・技術の向上を後押ししてくれる会社」となり社員にとって働きやすい会社になるでしょう。

支援する金額に関しては、できれば全額負担ができれば望ましいですが、会社の方針や財務状況によって「半額負担」「合格時にキャッシュバック(不合格時は支給なし)」というように一部を支援するという方法もあります。

工具など必要なものの支給

作業をする上で欠かせない道具を会社が負担する制度です。

例:作業に必要な工具、安全靴、ヘルメットなどを一式支給

例:作業用のノートパソコン・携帯電話支給

例:社用車貸与

こちらも、社員の出費を抑える制度です。仕事に必要なものを用意してもらえると、社員は安心して仕事に打ち込むことができます。

お誕生日・記念日祝い

こちらは、社員や社員の家族の大切な日に会社からお祝いを送るという福利厚生です。

例:社員の誕生日に、お祝い金10,000円を支給

例:社員の子どもの誕生日に、丸1日休暇の取得が可能

例:社員の奥さんの誕生日に、花束をプレゼント

少人数の会社だからこその気遣いやアットホームさは、社員の「この会社でずっと働いていきたい」という気持ちにつながります。また、少々ずるい考えでもありますが、社員の奥さんや子どもからの好感度を高めておくことで社員に長く働いてもらいやすくなるという効果もあります!

社員旅行

社員旅行は、社員同士の結束を高めるのに効果的です。会社の人間関係は誰もが気にするところ。社員旅行を通じて社員間のコミュニケーションを活発にすることで人材の定着に繋がります。

例:2年に1度、社員旅行で海外へ!

例:1年に1度、社員の多数決で決まった場所へ国内旅行

ただ、社員旅行で注意したいのは「このご時世、必ずしもみんなが社員旅行に行きたいわけではない」ということです。それとなく社員の意見を確認し、できれば自由参加の形を取った方がいいでしょう。また「幹事を新人に丸投げ!」というように、段取り段階で誰かに負担が集中するのもNGです。社員の参加意欲が低かったり、計画する人がいないような場合は別の福利厚生を用意した方が無難でしょう。

お年玉・プチボーナス

決まった時期にボーナスを出すことがなかなか実現できない…」という企業様にオススメなのがプチボーナスの制度です。これは、業績が良かった際や社員が何か実績を残した際、または季節のイベントに合わせて給与とは別にちょっとしたボーナスを支給する制度です。企業様によっては「お年玉」「クリスマスプレゼント」などの名目で社員にプチボーナスを支給したり、社員が新たに資格を取得した際に報奨金として一定の金額を支給する取り組みを行っています。

例:毎年1月の初出勤日に、会社からお年玉をプレゼント!

例:第1種電気工事士の資格を取得した社員には、報奨金10,000円支給

毎月の給料とは別にもらえる臨時収入は、社員にとってはとても嬉しいものです。多くの金額は出せなくても気持ちは伝わりますので、ぜひ実施してみて下さい。

昼食・飲み物代補助または差し入れ

現場仕事を乗り切るために欠かせない、食事や飲み物。飲食代にかかる費用を補助することで、社員の満足度向上に繋がります。

例:週に1回、ランチ代を会社が全額負担!

例:独身の方に、弁当代を月1,000円補助

例:夏場はお茶・水・スポーツドリンクを会社が支給

エネルギー補給がかかせない現場仕事。飲食代を支援してくれるというのは社員を大切にする会社だということが伝わりますよね。また、食事の補助を行うことで社員が集まって食事や休憩をする機会も増え、社員同士の交流にも繋がります

地元を離れて働く社員の支援

地元を離れ頑張る社員を支援する制度です。地元が遠いと、帰省の交通費や一人暮らしの家賃など何かと出費が多くなります。そんな社員を支援する制度があると、「この会社でよかった!」と思ってもらえるでしょう。

例:年に1度、帰省にかかる交通費を片道分負担

中小企業の福利厚生で大切なのは「社員の生活を理解し、サポートする」という気持ちが社員に伝わることです。社員一人ひとりの生活に寄りそい、サポートする姿勢で福利厚生を考えましょう。

おまけ:そのほか、ちょっとユニークな制度

その他に、ちょっとユニークな福利厚生制度を紹介します!

◆ お米補助制度:独身の社員に、お米を現物支給

◆ ベテラン表彰制度:10年以上働いてくれた社員に、社員の欲しいものを現物支給(ホテルペア食事券、旅行券など)

◆ 幹事サポート制度:飲み会の幹事をやってくれた社員に1回1,000円支給

まとめ

今回は、中小規模の電気工事会社でも実践しやすい福利厚生の例をご紹介しました。大企業の様に立派な福利厚生を用意するのは難しくても、社員一人ひとりに目が行き届く分、社員の本当に求めている福利厚生を用意できる可能性が中小企業にはあります

「こうあるべき」という考えにとらわれず、「ウチの会社ならどんなことが喜ばれるだろう?」と会社独自の目線で福利厚生について考えてみてください!

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