現場写真アップ・図面紛失…情報漏えいの注意喚起動画を日建連作成

建設ニュース

2月・3月はサイバーセキュリティ月間

2/1~3/18は、国が定める「サイバーセキュリティ月間」です。

日本建設業連合会(以下、日建連)でも、サイバーセキュリティ月間にあわせて建設業界で発生しうる情報漏えいトラブル防止のため、社員教育動画を公開しています

動画は、Youtubeにアップロードされており日建連の会員以外でも自由に観覧でき、自社教育に役立てることができます。

建設業の5大トラブルとは

動画内では、建設業5大トラブルとして具体的に情報漏えいの危険がある行為が紹介されています。

※ 編集部が特に注意すべきと感じた項目は赤字で記載しています。

(出典:日本建設業連合会)

◆ 情報機器の紛失・盗難 ※ 特に注意!

会社から支給されるパソコンや携帯電話など情報機器の紛失・盗難は数多く発生しています。動画内で紹介されているのは、現場終わりに居酒屋に立ち寄り、帰りの電車で居眠りしているうちに社用パソコンを紛失してしまうという事例です。社用の情報機器を持ち帰る際は不要な寄り道をせず直行・直帰を心掛けるよう呼びかけられています。

◆ 現場写真の漏えい ※ 特に注意!

今の時代、特に教育を徹底しなければいけないのが、この「現場写真の漏えい」だと編集部は考えます。現場写真をお客様の許可なくSNSなどで発信してしまうとそこからお客様先の情報が洩れ、会社としての信頼を損なってしまうことがあります。

動画内で紹介されている例では、工場が導入した最新設備の写真を作業員がSNSでにアップしてしまったことで生産ラインが他社に漏れるという重大な情報漏えいが起こっています。許可なくお客様先の情報を発信しないよう社員教育を徹底しましょう。

◆ 図面など重要書類の紛失・盗難

「お客様の情報が詰まった図面を紛失してしまう」というのも建設業界でよく起こる情報漏えいです。持ち歩きは必要最低限にとどめ、万が一紛失してしまった際には隠さず迅速に上司または担当者に報告することを呼びかけています。

◆ メール誤送信

宛先をよく確認せずメールを送ってしまうことで社外に情報が漏れてしまう例が紹介されています。建設業に限らずよく起こる情報漏えいですので、宛先は@以降も確認するなどして防止する必要が呼びかけられています。

◆ コンピュータウイルス感染

取引先からのメールに見せかけたメールを開き、そこに添付されたファイルを開いてしまうことでウイルスに感染し、情報漏えいが起こってしまう例が紹介されています。こちらも建設業に限ったことではないですが、よくある情報漏えいの原因ですので怪しいメールは不用意に開かないようにしましょう。

SNS教育には特に注意!

5つのトラブルの中で編集部が特に注意が必要と考えているのは現場写真から情報漏えいが起こってしまうケースです。

今の時代はスマートフォンで簡単に写真撮影ができます。ぜひ現場社員に写真撮影に関するルールを周知し、情報漏えいを未然に防ぎましょう。

※ SNSの危険性についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください!

参考サイト

◆ 日本建設業連合会: 教育・研修用動画

□■採用のお悩みを解決したい方は、工事士.comへ■□

コメント

タイトルとURLをコピーしました