第二種電気工事士技能試験で使う工具のおすすめは?NG工具も解説!

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第二種電気工事士の技能試験おすすめ工具

第二種電気工事士の資格取得を目指す方向けに、技能試験で必要となる工具のおすすめメーカーや選び方を紹介します。

また、使用NG工具や工具のいい購入経路・悪い購入経路についても解説していきます。

使いやすい工具を選んで、技能試験一発合格を目指しましょう!

購入必須の工具6つ

第二種電気工事士技能試験で使用が指定されている工具は以下の6つです。これらは最低限必要ですので、必ず購入してください。

・ペンチ

・プラスドライバー/マイナスドライバー

・ナイフ

・スケール

ウォーターポンプフライヤ

・リングスリーブ圧着用工具(JIS C 9711:1982・1990・1997適合品)

基本的には、上記の工具さえそろえれば不自由なく試験に挑戦することができます。

工具にメーカー等の細かい指定はありません。ただし、電動機能の付いた工具の使用はNG(電動機能をオフにしても使用不可)のため、必ず電動機能のついていないものを選びましょう。

【初心者向け】おすすめはホーザンの「電気工事士技能試験 工具セット」

実際に購入したホーザンの電気工事士技能試験 工具セット(2020年撮影)

「これまで工具を使った経験がほとんどないが、第二種電気工事士の資格にチャレンジしたい」という電気工事初心者におすすめの工具は、ホーザン株式会社の「電気工事士技能試験 工具セット」です

電気工事初心者にホーザン製の工具セットがおすすめの理由は、以下の通りです。

・必要な工具がすべて入ったセットで、1回の買い物で必要な工具がまとめて手に入る

・ケース付きで収納に困らない

・技能試験の練習に必要な部材セットも併せて購入できる

・品質が良い

ホーザンの動画解説サイトで使用されているものと同じ工具である(後述)

まず正直なところ、第二種電気工事士技能試験の工具は、丈夫で使いやすいものであればどのメーカーのものを選んでもかまいません(電動タイプを除く)。その中でホーザンの工具をおすすめするポイントは、一定の品質が保証されていることと、ホーザンの試験サポートコンテンツが充実していることにあります。

品質については、建設魂の編集部員2名が第二種電気工事士の資格試験にチャレンジした際に実感しています。受験時、編集部員2名がそれぞれホーザンの工具セットを購入しましたが、技能試験の練習から試験本番まで工具に破損等のトラブルが起きることはありませんでした。

また、ホーザンは、電工試験の虎というサイトで、技能試験の対策方法を細かく解説しています。このサイトは、身近に電気工事士試験の経験者がおらず、試験を独学で受ける人にとっては非常に心強いサイトです。動画による作業手順の解説もあり、その中で使われている工具がホーザン製のものなので、同じ工具をそろえておくと独学で電工試験の虎を利用し勉強する際、視覚的にわかりやすくなるというメリットがあります。

ホーザンでは、第二種電気工事士試験用の工具セットがいくつかのバリエーションで売られていますが、基本的には一番安いセットで十分合格が狙えます。高いセットには電線をまとめる合格クリップや様々な作業を補助する合格マルチツール等の補助ツールが入っていますが、これらはAmazon等でも単品で販売されておりどうしても必要であれば後々購入できるため、練習してみて必要だと思ったら追加で購入することもできます。

【経験者向け】おすすめは「いつもの工具」※例外あり

すでに電気工事士として活躍している方やDIYなどで工具を使用している方は、基本的に工具を買いなおす必要はありません

これまで使ってきた工具に破損等がないか確認し、問題なければそのまま使用してください。一部工具を買い足す場合は、これまで買った工具と同じメーカーのもので揃えるのがおすすめです。

ただし、第二種電気工事士の技能試験では電動工具の使用禁止、カッターナイフの使用自粛*が求められています。これまで電線の被膜を剥くなどの工程でカッターナイフを使用してきた方は、新しくストリッパー等の代替工具が必要となります。

また、技能試験には工具を最低限にとどめなくてはならないというルールはありません。電動工具とカッターナイフ以外であれば、すべての工具が使用できます。追加で使いたいものがあれば持っていきましょう。

なお、手袋、工具を入れるための腰ベルトも使用できます。作業スペースが限られているため、普段現場で使っている方は持参してもいいでしょう。持っていない方は無理に用意する必要はありません。

*カッターナイフはけが人がでるため自粛するようにとの記載があります。

【重要】電動工具は買い直しが必要

近年、充電式の電動機能付工具が販売されていますが、電気工事士技能試験では電動機能付工具は「電動工具」となり、使用することはできません。試験を厳正かつ公正に実施する観点から、電動機能をOFFにして利用する場合でも、使用できません。

引用:電気技術者試験センター 電気工事士技能試験における注意喚起

第二種電気工事士の技能試験では電動工具の使用が禁止されています。そのため、これまで電動タイプの工具を使っていた方は、残念ながら買い直しが必要となります。

電動機能をオフにしたとしてもNGというルールのため、ご注意ください。

メルカリは?100均は?技能試験工具購入Q&A

ここからは第二種電気工事士技能試験用工具の購入場所、購入経路についてよくある疑問に答えるQ&Aの紹介です。購入店や購入ルートの参考にしてください!

第二種電気工事士の工具をフリマサイト(メルカリ等)で買うのはOK?

試験にはお金がかかりますから、少しでも費用を抑えるためにメルカリなどのフリマサイトで工具の購入を検討する方もいるかと思います。フリマサイトには、未使用品や比較的綺麗な状態で工具が出品されることもあります。

結論から言うと、編集部では工具をフリマサイトで購入するのはOKという意見です。ただし、購入前に工具の状態確認(すべての工具がそろっているか、工具に品質劣化や破損はないか)を行うことは必須です。

未使用品や、ほとんど使用していない工具であっても、保存状態が悪いと品質に問題がある場合もあるので、しっかりと状態確認を行った上購入してください。

第二種電気工事士の工具を100均で買うのはOK?

近頃は100均にもドライバー等の工具が取り揃えられています。100均で工具を購入すれば、大幅に費用を抑えることができます。

ですが、編集部では工具を100均で買うのはNGという意見です。100均の工具は少しの作業には便利ですが、繰り返し使うと工具の破損や劣化が起こりやすく、技能試験の練習中に何度も買いなおす必要が出てきたり、試験本番中に工具にトラブルが起きる可能性も考えられるからです。

ある程度の品質が保証される、工具メーカーが製造している工具を購入することをおすすめします。

第二種電気工事士の工具を他人に借りるのはOK?

電気工事士試験に挑戦していることを話すと、知り合いや先輩に「工具が余っているから貸すよ!」と言われることもあるかもしれません。

編集部では他人に工具を借りるのはOKとNG、半々の意見です。

現在進行形で使われている工具の場合は持ち主の癖がついていたり、反対に長年使われていなかった工具の場合は品質が劣化していることがあるので、借りる場合は少し練習をしてみて、使いにくいと思うことがあれば買いなおしを検討しましょう。

また、他人の工具を使うよりも自分の工具を持ったほうが試験へのモチベーションが上がるという方もいるかもしれません。試験突破には根気強い練習が必要になるので、自分の気持ちをコントロールするために、古い工具があったとしても新しく自分の工具を買うという考え方も、人によっては大切かもしれません。

品質、費用面、モチベーションの3つの基準から、自分が納得する結論を出してください。

今後の使用を見越して、デザインが気に入った高い工具を買うのはOK?

最近では工具にもバリエーションがあり、持ち手やケースがオシャレなデザインになっているものもあります。今後も使うのであれば、高くても気に入ったデザインの工具を買いたいという方もいるかもしれません。

編集部としては、デザインが気に入った高い工具を買うのはOK寄りの意見です。ただし、工具としての機能と品質が保たれていることが大前提となりますので、実際に使っている方の意見を口コミやSNSでしっかりと確認してから購入してください。また、電動機能付きの工具の場合は第二種電気工事士の試験では使用が禁止されているため、購入は合格後のお楽しみにしましょう。

今後工具を使ってやりたいことがあるのであれば、モチベーションにつながる好きなデザインの工具を買うという選択肢はアリだと考えます。

納得の工具で技能試験突破を!

第二種電気工事士の技能試験突破には、コツコツと練習を積み重ねる必要があります。試験で使用する工具は自分の相棒。納得のいく工具を選び、試験合格を目指しましょう。

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