【100社データ】求人の応募条件を調査!資格・経験不問が大多数な理由

職人採用のコツ

本当は経験者が欲しいけど…

電気工事士の採用を考え、求人募集をかける際に採用担当者様がよく悩むこと。

それは、

電気工事士の資格や経験を必須とすべきかどうか」。

現場が忙しい企業様であれば、「二種くらい持っている人じゃないと話にならないよ!」と考えているかもしれません。

しかし採用の難しい時代。なるべく間口を広げないと応募が一件も来ない…という事態にもなりかねません。

同業他社は、どのような条件で求人を出しているのでしょうか。チェックしてみましょう。

ほとんどが資格・経験不問

さっそく、他社はどのような条件で求人募集を行っているか見ていきましょう。

今回は、首都圏で求人募集を行っている138社の求人の応募条件を調査しました。

◆ 求人の応募条件をどのように設定していますか?

調査の結果、資格・経験不問の募集がなんと87%(138件の求人のうち121件)と大多数を占めることがわかりました。

補足ですが、こちらはあくまで電気工事士募集のみのデータ。現場監督や施工管理の求人の場合は資格や実務経験を求めるものも多くみられました。

※ データの根拠:電気工事業界専門の求人サイト「工事士.com」のうち、首都圏エリア(東京・神奈川・埼玉・千葉)に掲載している電気工事士募集の求人138社から求人の応募条件を抽出し算出。データは2020年3月12日時点のものです。

経験者が欲しくても資格・経験不問にする理由

資格・経験不問の求人が多いことに驚いたでしょうか。

実は、このデータには数字だけではわからない、企業様のホンネと狙いが隠れています。

採用のお手伝いをしていると「本当は経験者がいいけど、まあ来てくれるっていうなら素人でも会うよ」という企業様や、「基本的に経験者しか考えていないけど、若い人なら見習いから育ててもいいかな」という、場合によっては無資格・未経験者もアリだとお話ししてくださる企業様が非常に多いのです。

その結果、無資格・未経験での応募が大多数を占める結果となっているのです。

自社の求人はどう作成するのがいい?

自社の求人の応募条件はどのように設定するのがいいか、考えていきます。

まず、結論からいうとなるべく条件は緩めに設定すべきです。

どんなにいい人材が来ても無資格・未経験では採用できない!という企業様以外は、多くの企業様が実施しているように「資格・経験不問」で募集をかけた方がいいでしょう。

資格・経験を不問としても、一番に採用したいのが資格保有者や経験者なのであれば、理想とする人材に向けてPRする文章を入れることで理想の人材に来てもらいやすくなります。

◆ 資格・経験不問でもできれば現場経験者が欲しい場合の記載例

・資格・経験不問(ご経験のある方は前職給与を保証します!)

・資格・経験不問(第二種電気工事士の資格をお持ちの方は給与面で優遇します!)

・月給20万円~(第二種電気工事士をお持ちの方は25万円~)

・月給20万円~(実務経験3年以上の方は40万円スタートも可能です!)

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上記のように、資格や経験がある方は給与面などで優遇する旨を記載しておくと、未経験者を除外せず、経験者に向けてもPRできる求人になります。

工夫をしてもなかなか応募が増えない場合は、電気設備業界専門の求人サイトの利用もご検討ください。

採用確率を上げるため、求人に工夫を!

応募条件は緩めにしておくのが得策で、すでに多くの企業様も実施されているということがわかりました。

◆ 大切なポイントを3点おさらいすると…

・今、電気工事士の求人は「資格・経験不問」で出す企業様がほとんど

・絶対に資格保有者・経験者が欲しい場合以外は応募条件はなるべく緩めにする

・条件は緩くした上で、一番欲しい人材に向けてアプローチする言葉を盛り込む

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以上が本記事のまとめとなります!

ぜひ、自社で求人を出す際の参考にしてくださいね!

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