緊急事態宣言から1年
2020年4月7日に発令された、新型コロナ感染拡大防止のための緊急事態宣言。
あれから時間が経ち、2021年1月には2度目の緊急事態宣言が出されました。
新型コロナのニュースを毎日耳にするようになった今、感染対策は当初と変わらず行っていますでしょうか。
人によっては、日々の報道に慣れてしまい、感染対策がおろそかになっていることもあります。
そこで、建設業の事務所で出来る基本の感染防止対策について、もう一度振り返ってみましょう。
事務所探訪
今回は神奈川県横浜市都筑区に本社を構える株式会社雅様にご協力いただき、オフィスの基本的な新型コロナ対策について取材をさせていただきました。
事務所入り口での対策
―(河合様)ドアノブには抗菌効果のあるシートを張っています。これは、事務所内すべてのドアノブに貼っています。
―玄関にはアルコール除菌スプレーを置いています。自動で噴出されるので、手を触れることなく除菌ができ、衛生的です。
事務所内での対策
―事務所では、内勤の事務員さん一人一人の机に簡易的なパーテーションを設置しています。事務所内はコミュニケーションをとることも多いので、飛まつ対策になります。
―また、事務所内には次亜塩素酸水*を霧状に噴出できる装置も導入しました。
*「次亜塩素酸水」は、「次亜塩素酸」を主成分とする、酸性の溶液です。酸化作用により、新型コロナウイルスを破壊し、無毒化するものです。いくつかの製法がありますが、一定濃度の「次亜塩素酸水」が新型コロナウイルスの感染力を一定程度減弱させることが確認されています。(出典:厚生労働省)
応接室の対策
―従業員は全員、マスクを着用しています。来客が来た際も、対面で会話する際の飛まつ対策にマスクを着用します。
― 応接室奥には空気清浄機も設置しています。
事務所で出来る対策まとめ
① 基本中の基本。マスクの着用は必ず行う
② 複数人の手が触れるドアノブには抗菌シートを
③ アルコール除菌で、会社に入った瞬間に除菌
④ 事務所内にはパーテーションを設置して更なる飛まつ対策を
⑤ 次亜塩素酸水発送装置や空気清浄機で屋内の空気を清潔に
コロナ禍を乗り越えて成長した一年
―(編集部)コロナ禍で会社の業績はどう変化しましたか。
―(河合様)新型コロナが日本でも増えてきた2020年の2月~4月は売り上げにも影響がありましたね。緊急事態宣言による飲食店の休業で予定していた工事が中止になることもありました。
5月以降は換気設備の需要が高まり換気工事が増えてきたので、売り上げも回復してきました。日頃地道に営業活動を行ってきたこともあり、幸い今では売り上げも順調に増えています。
取引先が少なく、ずっと同じところと取引をしているとこういった不測の事態でバランスを崩してしまうこともあると思います。常に、変革していくことの大切さを実感する機会でもありました。
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【企業情報】
会社名:株式会社 雅
住所:〒224-0042 横浜市都筑区大熊町1050-1
業務内容:各種エアコン設置/エアコン洗浄/修理・点検/換気設備工事/電気工事
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参考資料
厚生労働省: 新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)◆ 河合代表のインタビューはこちら!
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