内定辞退は大ゾン!
良い人が入ってくれると期待していたら、内定辞退の連絡が…
電気工事業界でも「せっかく内定を出した人から辞退された」というご相談をよくお聞きします。
内定を辞退されると、それまで採用や面接にかけてきた時間もお金も一気にムダになってしまいますよね。
今回は、内定辞退を減らすために企業ができることについてご紹介します。
入社までの期間が長いほど注意!
特に注意して頂きたいのは、内定から入社までに数週間~数カ月の期間が空いている場合です。
その理由は、猶予期間が長ければ長いほど人は迷いが生じてくるものだからです。
内定者は就職先が確保できたことで心に余裕が生まれ「もっといい会社があるんじゃないか?」「もっと別の会社も受けてみようかな?」と考えがちです。
そのため、内定から入社までの間に定期的なフォローを入れることをおすすめします。
内定辞退を防止するフォロー方法
では、具体的にどんなフォローをするのが効果的かを挙げていきたいと思います。
ポイントは、「入社するまでの間も会社はあなたを気にしていますよ」という気持ちを伝えることです。
メンツも重要!懇親会の実施
懇親会を実施することは有効な手段の1つです。
今まで面接を担当する社長様や採用担当様としか会っていなかった内定者が、社員たちと顔を合わせることで一気に会社に対する親近感が高まります。
ここで大切なのが、現役社員の協力です。
例えば電気工事士として働く予定の人を懇親会に呼ぶなら、同じ仕事をしている現役の電気工事士にはぜひ参加してもらいたいところです。
さらに、最近入社した人や内定者と同世代の社員がいると打ち解けやすくなりなお良いです。
入社までには不安や悩みもあるはずですので、会社のことをざっくばらんに話しつつ親交を深めましょう。
懇親会を飲食店で実施する場合、事前に内定者の好きな食べ物や苦手な食べ物を聞いておくといいでしょう。
歓迎ムードを出し、楽しい会にしましょう!
余裕があれば、現場見学or手伝い
これは、離職中で時間のある内定者にのみオススメする方法です。
実際に現場に出て、見学や手伝いをしてもらうことによって入社後のイメージを確かなものにすることができます。
この現場見学は、内定者だけでなく現場に余裕があるかどうかも重要です。
「現場が忙しく誰も内定者に構っていられない!」という状況で見学を実施すると、知らない現場に内定者を放置することになってしまい、かえってマイナスになってしまうので要注意です。
現場の説明をする人がひとり内定者につくことができるくらいの余裕があればぜひ実施してください。
職場見学・仕事体験
事務所を見てもらうことで会社に対する親近感を持ってもらうことができます。
社内に人がいれば軽く自己紹介をする時間をつくりましょう。
職種未経験の方を採用する場合は、簡単な仕事体験として実際に使う工具を持ってもらったり、資材置き場にどんなものが置いてあるのかを紹介するのも有効です。
タイミングも大事!定期連絡
時間が取れず懇親会や現場見学が実施できないという企業様も、定期的な連絡は必ずとるようにして頂きたいです。
特に入社まで1ヶ月以上時間が空く場合、入社2週間前、1週間前、前日の3回程度は連絡をするようにしてください。
電話だと都合の悪い時間にかけてしまうこともあるので、メールをこまめに確認する内定者であればメールでの連絡のほうがいいでしょう。
内容は、2週間前の時点では会社の近況や「入社を楽しみにしています」という挨拶、1週間前は入社日の集合場所や持ち物の連絡、前日は再度集合場所の連絡というようにすることが多いです。
作業着のサイズを聞いて事前に準備しておくなど事務的な連絡もしつつ、入社までの準備をしっかり行っておきましょう。
何度か顔を合わせた後ですので、そこまでかしこまった文面で送る必要はありません。「入社してくれるのを楽しみにしている」という気持ちが伝わればOKです!
内定の段階では迷いがある
このようなフォローをこまめにすることで、内定者は「この会社は自分のことを待っていてくれてる」「いい会社だな」と思ってくれます。
実際のところ、内定の段階になっても入社するか迷っている人も非常に多いです。
そのためこういったフォローをして「自分は必要とされている」と実感してもらう必要があります。
あまりいい言い方ではないですが、「ここまでやってもらっているのだから今さら辞退できない」という気持ちを持ってもらわなければ、待遇のいい他の企業に行ってしまうことも起こります。
そのため、継続的なフォローにより内定者への本気度を伝える必要があるのです。
このような対策を実施しても内定辞退が起こる場合、企業と人材のミスマッチが深刻であることが考えられます。プロが求人を作成する電気設備業界専門の求人サイトの利用もご検討ください。
まとめ
採用難のこの時代だからこそ内定まで進んだ人をぜひ大切にして欲しいと思います。
これらのフォローは、言ってしまえば手間がかかる行為です。
しかし、このひと手間がいままで採用にかけてきた時間とお金を形にするための大変重要な工程です。
最後まで気を抜かずにぜひ採用を成功させましょう。
この記事を読んで下さった方の採用成功を祈っています!
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