面接を控えた求職者の心境は
面接を間近に控えた求職者は、こちらの想像以上に緊張しています。
そんな求職者に安心感を与えるための対策として、面接担当者の顔写真やプロフィールを公開しておくという手法があります。この記事では、面接官の情報をあらかじめ公開しておくことによって生まれるメリットについて解説していきます。
面接官の情報が分かることによって生まれるメリット
面接官の顔やプロフィールが事前に分かることによって生まれるメリットは4つあります。
求職者の不安を和らげる
求職者は面接に訪れる際とても緊張しています。会社に通され、面接担当者を待っている間は、「いったいどんな人が来るんだろう…」と不安でいっぱい。そんな不安を和らげるために、「こんな人が面接をする」という事前情報を提供するのは有効な手段です。
ドタキャン・バックレ防止に有効
メールや電話のやりとりだけでは人と接している実感が薄く、面接のドタキャンやバックレが起こることも多くあります。面接官の顔やプロフィールが分かっていると、何も知らないときに比べて「この人との約束を破ることになる」という申し訳なさが生まれます。結果、面接のドタキャンやバックレ防止につながります。
面接で話が弾みやすくなる
顔写真のほかに簡単なプロフィールを載せていた場合には、面接時に話が弾みやすくなる効果も期待できます。
「紹介されていた○○さんのエピソードを見て、雰囲気の良さを感じて応募しました!」なんて嬉しい言葉も聞けるかもしれません。
選ばれた社員の気持ちも引き締まる
プロフィールを公開することは、面接官側にもプラスの効果をもたらします。会社の顔として選抜された社員は気持ちが引き締まり、より意欲的に仕事をこなしてくれることが期待できます。
どんな情報を開示しておくべきか
面接官の情報として開示しておくといい情報の一例をご紹介します。
◆ もっとも重要なのは顔写真
写真を公開するだけで、面接官の大まかな雰囲気を伝えることができます。写真を選ぶ際は、笑顔で表情のよくわかる写真を採用しましょう。
◆ そのほか、面接官のプロフィールとして有効な情報
・部署/名前/役職
・年齢
・職務経歴
・家族構成
・出身地/趣味/休日の過ごし方
上記のような内容が有効です。趣味や年齢、家族構成などの情報は、求職者と共通するところがあれば親しみを感じてもらうきっかけになります。
なお、面接担当者の情報を掲載したものの、思うように人材が集まらない場合は、業界志望の人材が多く集まる電気設備業界専門の求人サイトの利用もおすすめします。
ねらいは「親しみやすさ」
どんな情報を公開するかは悩みどころですが、ひとつ言えるのは親しみやすさを感じてもらえる内容を公開すべきであるということです。自分が知らない会社に面接に行くことを想像して、どんな人が面接官だったら安心するかを考え、そこから逆算して公開するプロフィールを決めるのもいいでしょう。
情報を開示するべき場所
採用担当者の情報を載せるのは、会社HPの採用情報を記載するページや、外部サイトに求人を出している場合、その求人票に載せるのがいいでしょう。
説明会などを設け、就活をしている人向けに会社案内パンフレットなどを作っている場合はパンフレットに情報を載せることもおすすめですが、印刷物の場合ですと面接担当が変更になった際に印刷済みのパンフレットが使えなくなってしまうため、WEB上に掲載するのが無難です。
担当者への配慮もお忘れなく
気を付けなくてはならないのは、面接担当者が個人情報をどこまで公開していいと考えているか把握することです。
インターネットに自分の顔写真や本名を載せたくないという考えの方もいるので、情報を公開する場合は必ず面接担当者本人の許可を得たうえで掲載するようにしましょう。
例えば本名をそのまま出したくないという方の場合、苗字やイニシャル、ニックネームなど一部の情報を出すという手段でも、求職者にとっては十分な情報となります。
少しの気配りが応募につながる
求職者が不安を抱くであろうことを予測し、先回りして解消しておくことが採用活動において大切です。
小さなことでも積み重なれば、「この会社なら働けそうかも!」と、好印象につなげることができ、結果的に応募の増加も狙うことができます。
面接官の情報を公開していない企業様は、これを機に情報の公開を検討してみてはいかがでしょうか。
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