【4/1~】第一種電気工事士の実務経験が5年から3年に短縮されます

建設ニュース

実務経験の短縮4月から

経済産業省は今月10日、第一種電気工事士の免状取得に必要な実務経験年数を5年以上から3年以上に短縮することを発表しました。

(出典:経済産業省公式ツイッター)

すべての人の必要実務経験が3年以上に

これまで、第一種電気工事士の免状を取得するためには実務経験が通算5年以上必要な方と、通算3年以上必要な方に分かれていました。

3年以上の実務経験で免状が取得できるのは、大学等で指定の課程を履修した人に限られていましたが、4月1日からの改正では、第一種電気工事士試験に合格したすべての人の必要実務経験が3年以上となります。

◆ 若手やスキルアップを望む人にチャンスが広がる

この改正で、試験には合格していたものの実務経験が足りていなかった方にとっては免状を取得できる期間が早まります。

また、必要な実務経験年数が足りず、受験を先送りにしていた若手の方や、電工を始めたてでこれから資格取得を目指している方にとっても、上位資格を早く取得できるチャンスが訪れると言えます。

改正で多くの方にチャンスを

第一種電気工事士を取得すると、自家用電気工作物で最大電力500kW未満の電気工事を行うことが可能となり、工場やビル等の大きな電気設備にも携わることができます。

資格を早く取得することができるようになると、その分多様な工事に携わる機会も早くなります。

今回の改正をきっかけに、若手の職人がより多くのチャンスをつかめるようになる、明るいニュースであると言えるでしょう。

参考資料

経済産業省公式ツイッター(2021年2月10日)

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