2024年|2級・1級土木施工管理技士の試験日程・料金・申し込み手順

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2024年度(令和6年度)の土木施工管理技士試験は、2級が2024年6月2日(日)と10月27日(日)1級が2024年7月7日(日)と10月6日(日)に開催されます。

【2級土木施工管理技士】

受検申請区分申請受付期間試験日合格発表
前期一次のみ (※)
(土木種別のみ実施)
3月6日(水)~
3月29日(金)まで
6月2日(日)7月2日(火)
後期一次のみ
一次・二次同時
二次のみ
ネット・書面申請ともに
7月3日(水)~
7月17日(水)まで
10月27日(日)第一次検定
12月4日(水)
第二次検定
2025年
2月5日(水)
※前期日程において、第二次検定の実施はありません。また、前期日程では鋼構造物塗装、薬液注入種別の試験は実施されません。

【1級土木施工管理技士】

申請受付期間試験日合格発表
第一次検定ネット・書面申請ともに
3月22日(金)~
4月5日(金)
7月7日(日)8月15日(木)
第二次検定同上 (※2)10月6日(日)2025年1月10日(金)

この記事では土木施工管理技士の資格取得に興味がある方向けに、

2024年(令和6年)の試験日程2025年(令和7年)以降の試験スケジュール

資格取得にかかる料金

試験の申し込み手順 などについて解説します。

試験概要過去の合格率についてもまとめているので、これから受験を考えている方はぜひご覧ください。

【2024年版】土木施工管理技士の試験日程

2024年(令和6年)の土木施工管理技士試験日程をまとめました。

試験日以外に、申し込み締め切り合格発表日もご紹介しています。

2級土木施工管理技術検定の試験日程・合格発表日・申し込み締め切り

受検申請区分申請受付期間試験日合格発表
前期一次のみ (※)
(土木種別のみ実施)
3月6日(水)~
3月29日(金)まで
6月2日(日)7月2日(火)
後期一次のみ
一次・二次同時
二次のみ
ネット・書面申請ともに
7月3日(水)~
7月17日(水)まで
10月27日(日)第一次検定
12月4日(水)
第二次検定
2025年
2月5日(水)
※ 情報出典:一般社団法人全国建設研修センター 技術検定 「試験日及び合格発表日」を参考に弊社作成
※前期日程において、第二次検定の実施はありません。また、前期日程では鋼構造物塗装、薬液注入種別の試験は実施されません。

2024年(令和6年)2級土木施工管理技士試験のスケジュールは表の通りです。

2級は、土木種別の一次検定のみ前期・後期の年に2回試験が実施されます

前期日程では鋼構造物塗装、薬液注入種別の試験は実施されませんのでご注意ください。

二次検定を受験できるのは年に1回です。

1級土木施工管理技術検定の試験日程・合格発表日・申し込み締め切り

申請受付期間試験日合格発表
第一次検定ネット・書面申請ともに
3月22日(金)~
4月5日(金)
7月7日(日)8月15日(木)
第二次検定同上 (※2)10月6日(日)2025年1月10日(金)
※ 情報出典:一般社団法人全国建設研修センター 技術検定 「試験日及び合格発表日」を参考に弊社作成
※ 第一次検定の合格を確認してから、同年の第二次検定へ受検申請をすることはできません。

2024年(令和6年)1級土木施工管理技士試験のスケジュールは表の通りです。

2級の場合、一次検定(土木種別)は年に2回の受験チャンスがありますが、1級は一次検定に関しても年に1回のみの実施です。

注意したいのは、一次検定のみの受験を申し込んだ場合、合格したとしても同年の二次検定は受験できないという点です。二次検定の受験資格を満たしており、同年に一次検定・二次検定の両方を受験したい場合、あらかじめ「一次二次同時受験」を申し込む必要があります

過去の試験日程と2025年以降の受験日程予測

2022年2023年2024年2025年以降(予測) 
2級
土木施工管理技士
一次試験
【前期】6月5日
【後期】10月23日
【前期】6月4日
【後期】10月22日
【前期】6月2日
【後期】10月27日
【前期】6月1日~5日前後
【後期】10月20日~27日前後
2級
土木施工管理技士
二次試験
10月23日10月22日10月27日10月20日~27日前後
1級
土木施工管理技士
一次試験
7月3日7月2日7月7日7月1日~10日前後
1級
土木施工管理技士
二次試験
10月2日10月1日10月6日10月1日~10日前後
情報出典:国土交通省 令和4年度技術検定のスケジュールを公表しました!令和5年度技術検定のスケジュールを公表しました!

土木施工管理技士過去の開催状況をまとめ、2025年(令和7年)以降の試験日を予測しました。

2級は前期6月、後期・二次試験10月に毎年開催

2級土木施工管理技士の試験は、例年、前期試験が6月5日付近、後期試験と二次試験が10月20日~27日前後で開催されています。そのため、2025年以降の試験も例年に近い日程で開催されることが予測されます。

1級は一次試験7月、二次試験10月に毎年開催

1級土木施工管理技士の試験は、例年、一次試験が7月1日~10日前後、二次試験が10月1日~10日前後で開催されています。そのため、2025年以降の試験も例年に近い日程で開催されることが予測されます。

試験の申し込み開始は試験日の3~4ヶ月前!

試験の申し込み開始時期は、試験日の3ヶ月~4ヶ月前に始まる傾向があります。申し込みが始まるタイミングについてもしっかりと把握しておきましょう。

2024年の試験申し込みには間に合いそうになく、2025年以降の受験を考えている方は、過去の開催日程を参考に受験スケジュールを組んでおきましょう。受験日から逆算して早いうちに勉強を始めるのも手です。

受験手数料・受験にかかる料金まとめ

受験手数料その他かかる料金
2級土木施工管理技士第一次検定:5,250円(非課税)
第二次検定:5,250円(非課税)
申込用紙(願書)代、テキスト代、会場への交通費・宿泊費
1級土木施工管理技士第一次検定:10,500円(非課税)
第二次検定:10,500円(非課税)
申込用紙(願書)代、テキスト代、会場への交通費・宿泊費
※ 情報出典:一般社団法人全国建設研修センター 
※2級:第一次・第二次検定へ同時申請をされる場合、10,500円(非課税)を一括して納付します。
※インターネット申込をする場合は、申込用紙を購入する必要はありません。

土木施工管理技士の試験を受けるには、受験手数料を支払う必要があります。

料金は、2級土木施工管理技士で一次検定・二次検定それぞれ5,250円、1級土木施工管理技士では一次検定・二次検定それぞれ10,500円です。また、書面で受験申請する場合は申込用紙代が1部1,000円(税込)かかります。

受験料以外にかかるお金に注意!

土木施工管理技士の試験は受験地が限られているため、遠方の方は交通費宿泊代がかかります。

その他テキスト代等も含めると、受験には数万単位でお金がかかります。受験に必要なお金はきちんと用意しておきましょう。

会社によっては、資格取得支援制度で受験費用を負担してくれることもあります。制度の確認をしておきましょう。

受験会場一覧

2級土木施工管理技士
一次検定
(前期-土木)札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇の10地区
(後期-土木)札幌、釧路、青森、仙台、秋田、東京、新潟、富山、静岡、名古屋、大阪、松江、岡山、広島、高松、高知、福岡、熊本、鹿児島、那覇の20地区
(後期-鋼構造物塗装、薬液注入)札幌、東京、大阪、福岡の4地区
2級土木施工管理技士
二次検定
(土木)札幌、釧路、青森、仙台、秋田、東京、新潟、富山、静岡、名古屋、大阪、松江、岡山、広島、高松、高知、福岡、鹿児島、那覇の19地区
(鋼構造物塗装、薬液注入)札幌、東京、大阪、福岡の4地区
1級土木施工管理技士
一次検定
札幌、釧路、青森、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、岡山、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇の14地区
1級土木施工管理技士
二次検定
札幌、釧路、青森、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、岡山、広島、高松、福岡、那覇の13地区
※ 情報出典:一般社団法人全国建設研修センター 

試験会場一覧は上図の通りです。

特に鋼構造物塗装、薬液注入種別は試験会場が少ないので注意が必要です。

試験会場から遠い地域に住んでいる方は、公共交通機関での移動時間や前日の宿泊等も検討する必要があります。

試験概要

出題方式や合格のボーダーラインなど、試験概要についてまとめました。

2級土木施工管理技士の試験概要・合格基準

開催回数一次検定
試験形式
一次検定
試験時間
一次検定
科目
二次検定
試験形式
二次検定
試験時間
二次検定
科目
2級土木施工管理技士一次検定年2回
二次検定年1回
マークシート形式
4択
2時間10分土木工学等/施工管理法/法規記述形式2時間施工管理法(全種別共通)/鋼構造物塗装/薬液注入
※鋼構造物塗装/薬液注入は種別選択者のみ
※ 情報出典:一般社団法人全国建設研修センター 土木施工管理技術検定 受験の手引きを参考に弊社作成
※一次検定は、土木種別のみ前期・後期の2回実施されます。鋼構造物塗装、薬液注入種別の試験は年に1回です

土木施工管理技士の試験は、一次検定・二次検定の2つの試験に合格することで資格取得となります。

一次検定は、4択のマークシート形式で出題されます。二次検定は、記述形式の試験です。

一次検定二次検定
2級土木施工管理技士60%以上60%以上
※ 情報出典:一般社団法人全国建設研修センター 技術検定 「令和6年度技術検定の合格基準について」を参考に弊社作成
※ 試験の実施状況等を踏まえ、変更する可能性があります。

2級土木施工管理技士の合格基準は、一次検定・二次検定ともに「満点に対する得点の比率が60%以上」です。

公式サイトに「試験の実施状況等を踏まえ、変更する可能性があります」との記載もあるため、合格基準が前後する可能性もあることは考慮しておきましょう。

1級土木施工管理技士の試験概要・合格基準

開催回数一次検定
試験形式
一次検定
試験時間
一次検定
科目
二次検定
試験形式
二次検定
試験時間
二次検定
科目
1級土木施工管理技士年1回マークシート形式
4択
午前2時間30分

午後2時間
土木工学等/施工管理法/法規記述方式2時間45分   施工管理法
※ 情報出典:一般社団法人全国建設研修センター 土木施工管理技術検定 受験の手引きを参考に弊社作成

1級土木施工管理技士の試験は、一次検定・二次検定の2つの試験に合格することで資格取得となります。

一次検定は、4択のマークシート形式で出題されます。二次検定は、記述形式の試験です。

一次検定二次検定
1級土木施工管理技士全体:60%以上
施工管理法(応用能力):60%以上
60%以上
※ 情報出典:一般社団法人全国建設研修センター 技術検定 「令和6年度技術検定の合格基準について」を参考に弊社作成

合格基準は、一次検定が「満点に対する得点の比率が60%以上」、二次検定も「満点に対する得点の比率が60%以上」です。

公式サイトに「試験の実施状況等を踏まえ、変更する可能性があります」との記載もあるため、合格基準が前後する可能性もあることは考慮しておきましょう。

受験資格

土木施工管理技士は、一次検定の受験に関しては年齢以外の受験資格はありません。2級は満17歳以上、1級は満19歳以上であれば誰でも受験が可能です

二次検定の受験には実務経験が必要となります。実務経験は、2級であれば3年、1級は扱う工事によって1年~5年必要です(保有資格によって年数が異なる場合があります)。

実務経験の詳細は以下の記事で紹介しています。興味のある方はご確認ください。

試験の申し込み手順

土木施工管理技士の試験には、ネット申請書面申請の2つの申し込み方法があります。申請方法は、再受験/新規受験の違いや、試験の申し込み区分によって異なります。下の表でご確認ください。

【2級土木施工管理技士】

一次検定のみ一次二次同時二次検定のみ
新規受験ネット申請書面申請書面申請
再受験ネット申請
または
書面申請
ネット申請
または
書面申請
情報出典:情報出典:一般社団法人全国建設研修センター 土木施工管理技術検定 「申込について」を参考に弊社作成

【1級土木施工管理技士】

一次検定のみ一次二次同時二次検定のみ
新規受験ネット申請書面申請書面申請
再受験ネット申請ネット申請
または
書面申請
ネット申請
または
書面申請

一次試験のみの受験はインターネットで申請

1級・2級共通して、一次試験のみを受ける場合はインターネットで申請を行います。書面での申請はできません。

申請時には顔写真画像住民票コード(11桁、マイナンバーとは異なるコードです)が必要です。自身の住民票コードが分からない場合は、お住まいの自治体にお問い合わせください。

申し込みフォームに必要情報を入力し、受験手数料の支払い後に申し込み完了となります。

二次試験の申請は書面申請

1級・2級共通して、二次試験の受験には新規受験に限り書面申請が必須となります。

書面申請の際は、申込用紙(願書)の購入が必要です。申込用紙は一部1,000円(税込)です。ネット販売のほか、各地に設置された窓口でも購入ができます。販売場所の詳細はこちらからご確認ください。

書面申請では、申込書類に必要情報を記入し、実務経験の証明書類や住民票、証明用写真(パスポート用証明写真)、受検手数料の振替払込受付証明書を同封して郵送します。

提出先(2024年度):一般財団法人全国建設研修センター 土木試験課
〒187-8540 東京都小平市喜平町2-1-2 TEL:042-300-6860

詳細は公式ページより受験の手引き(1級2級)をご確認ください。

土木施工管理技士の合格率

電気工事施工管理技士の合格率

土木施工管理技士の過去の合格率について、級ごとにまとめました。

2級土木施工管理技士の合格率

一次検定
(土木)
一次検定
(鋼構造)
一次検定
(薬液)
一次検定平均二次検定
(土木)
二次検定
(鋼構造)
二次検定
(薬液)
二次検定平均
64.0%47.9%79.8%63.8%37.9%28.3%30.6%37.7%
情報出典:国土交通省 報道発表資料 土木施工管理技士合格者数発表 を元に弊社作成。

2022年(令和4年)2級土木施工管理技士の合格率は、一次検定63.8%二次検定は平均37.7%です。

2つの試験に合格する必要があり、二次検定の合格率は4割を切っていることから、やや難易度の高い試験であると言えます。

1級土木施工管理技士の合格率

一次検定二次検定
54.6%28.7%

2022年(令和4年)1級土木施工管理技士の合格率は、一次検定54.6%二次検定は平均28.7%です。

2級よりも合格率が低く、特に二次検定の突破が課題となるでしょう。合格難易度の高い試験であると言えます。

土木施工管理技士の勉強方法

土木施工管理技士の資格取得に向けたおすすめの勉強方法は「資格テキスト+過去問演習」です。

基本的な勉強プロセス:テキストで勉強→過去問演習→つまずいた問題をテキストで復習

資格のテキストには、問題の考え方や解説が載っています。まずはテキストで勉強し、各問題への理解を深めましょう。一通りテキストが理解出来たと思ったら、ひたすら過去問を解いていきます。過去問を解いている途中でつまずいたら、テキストの解説に戻り復習しましょう。

試験が近くなったら合格ライン60%を意識!

試験が近くなったら、過去問を試験時間内に全て解けるかと、合格ラインである60%を超えているかを意識しましょう。何年分かの過去問で、安定して合格率が60%を超えるようになれば、合格は目の前です。

まずは一次試験に集中!

試験のテキストは、一次検定用と二次検定用で分かれているものも多いです。二次検定が受験できるようになるのは実務経験を積んだ後なので、特に建設業界に入職したての人であればいきなり二次検定まで対策する必要はありません。まずは一次検定用のテキストのみ購入すればいいでしょう。

まとめ

土木施工管理技士試験の試験日程・料金・申し込み方法、また、受験資格や合格率についてまとめました。

土木施工管理技士は年に1回しか受験チャンスがなく(2級の一次検定は土木種別に限り2回)、受験費用もそれなりにかかるため申し込みハードルの高い試験ではありますが、合格すれば主任技術者や監理技術者として、現場で活躍できます。

必要な勉強時間から逆算し、計画的に申し込みを行いましょう。

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