建設現場の女性用トイレ設置率は72%、更衣室は49%…日建連調査

建設ニュース

女性が活躍できる建設現場

日本建設業連合会(以下、日建連)は、「建設業における女性の活躍推進に関するフォローアップアンケート調査報告書 2022年度」を公開しました。本調査は、建設現場における女性用トイレの設置率専用更衣室の設置率など、女性が建設現場で活躍するために必要となる設備や制度の実施率を調査し、公表しています。

トイレや更衣室等、安心して使用できる空間の確保は女性活躍のための第一歩といえます。最新の実施率をまとめました。

建設現場の女性用トイレの設置率は72%

2022年度の調査結果では、女性用トイレのある現場は8,742現場中6,293件で72%でした。

また、作業所の近くに設置された女性専用トイレや清潔に保たれた男女兼用のトイレも含め、「女性社員だけではなく協力会社の女性技能者、および発注者の女性等が快適に利用できるトイレがある現場数」に関しては87%という結果です。

今では、女性用トイレまたは女性が快適に利用できるトイレが設置されている現場が大多数となりました。

女性用トイレを設置していない理由に関しては、「現場に自社の女性職員が配置されていない(73.6%)*」が最大割合を占めています。また、「駅構内の現場において施設使用可能なため」など、現場に既存の女性用のトイレが存在しているため設置をしていないというケースもありますので、実際には女性用トイレを使用できる割合は調査の数字よりも高いことが予想されます。

しかし、「技能者や発注者の女性が訪問することを想定していない(47.1%)」「コストがかかる(17.2%)」といった理由も存在し、継続的なフォローが求められます。

*理由は複数選択可。

更衣室のある現場は49%

2022年度の調査結果では、更衣室のある現場は8,636現場中4,257件で49.3%でした。

また、男女別、あるいは安心して交替で利用できる更衣室も含め、「女性社員だけではなく協力会社の女性技能者、および発注者の女性等が快適に利用できる更衣室がある現場数」に関しては87%という結果でした。

更衣室は、女性用トイレと比べると導入率が低い傾向にはあるものの、「作業服通勤のため更衣室は不要」という合理性のある理由や、「更衣室はないものの会議室等別室で着替えられるようにスペースを確保している」という対処方法も複数挙げられています。

現場ではスペースの確保に限りがあるため、仕切りの設置や男女で時間を分け交代で着替えスペースを利用するなどの工夫で対処することが求められる場合もあります。いずれにしても、女性が安心して、快適に利用できるスペースの確保には今後も取り組んでいく必要があります。

男女ともに快適に過ごせる現場を!

建設現場でも、更衣室やトイレ等、必要なスペースが快適に利用できるように整備が進んでいることがわかりました。

人手不足・高齢化が問題視されている建設業界。男女問わず活躍できる土台を整えることが業界の問題解決につながります。

女性職人も、また女性だけでなく男性職人も気持ちよく利用できるスペースの確保に努めましょう。

参考資料

日建連:建設業における女性の活躍推進に関するフォローアップアンケート調査報告書 2022年度

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