「ブラック現場」は晒される…労働関連法違反で建設業大量公表

建設ニュース

厚生労働省の「ブラック」晒し

「karoshi(過労死)」という言葉が、海外でもそのまま使われるようになったのはご存じでしょうか。国も、「“ブラック企業は日本の文化”などと思われてはたまったもんではない!」と、様々な対策を取り始めています。

その一環として、2017年からは労働基準関連法違反のあった企業を一定期間、厚生労働省HPに公表するという取り組みも始まっています。

1ページ目から並ぶ、建設業の数々

今年、労働基準関連法違反として公表された企業は一定の期間、こちらから確認することができます。

PDFのデータには、会社名、所在地、違反した法律と具体的な概要がズラリ。

そして悲しいことに、建設業であろう社名がとても多く掲載されています。

「残業しないから平気」では済まない!晒される建設業の内容

さて、ここで晒されるのは「残業の多さ」や「賃金未払い」だけではありません。

この取り組みは「長時間労働の削減」を第一の目的として始まりましたが、実際に公表された理由として目に付くのは、「労働安全衛生法」「 労働安全衛生規則」など、安全に関わる法律違反です。

建設業では、例えば「 脚立の上での作業の際、転落防止措置を講じていなかった」「資格を持っていない作業員にフォークリフトを運転させた」などの行為が、法律違反として送検されています。

「ちょっとなら大丈夫」が会社の看板を傷つけることに

このご時世、インターネットの評判というのは非常に重要です。「ちょっとなら大丈夫」「誰も見てない」…そんな気持ちが会社の看板を傷つけ、経営に重大な影響を及ぼす可能性もあります。

特に新人さんは、ルールを把握するまでに時間がかかるので作業中は目を離さないようにする必要があります。

また、ベテランでも中途入社で入りたての社員さんは注意が必要です。以前の会社でルールが徹底されていないケースもあり、その時のクセで安全への配慮に欠けた作業をしてしまうことも考えられます。再度しっかりと、安全に対するルールを共有する必要がありますね。

ルールを守り、今日もご安全に!

□■採用のお悩みを解決したい方は、工事士.comへ■□

◆ 業界ニュースをチェック!

コメント

タイトルとURLをコピーしました