テレワーク、リモート面接の普及
人との接触をできる限り避けることが求められている今、会社に出社せず自宅などで作業を行う「テレワーク」という言葉は一気に普及しました。
そして、さらに企業に求められているのが採用活動を行う際の「リモート面接」。
こちらは、電話やパソコンを使ったWeb会議システムなどを用いて、直接会わず離れた場所で面接をすることを指します。
電工魂では、新型コロナ感染拡大以降、電気工事会社でどの程度、リモート面接の普及が進んだのかを独自に調査してきました。
リモート面接の実施率
以下は、今年5月に求人募集を行っている電気工事会社425社に調査を行い、面接時、電話やWeb、メールなどを活用したリモート面接の実施可否について尋ねた結果です。
調査によると、リモート面接を行っているのは25%(425社中111社)。およそ4社に1社が求職者と直接会わないリモート面接を導入しているという計算となります。
これまで面接は対面して行うのが一般的な方法であったことを考えると、リモート面接が急速に普及したことのわかるデータです。
データの根拠:電気工事業界専門の求人サイト「工事士.com」に掲載している求人425件から面接対応の情報を抽出し算出。データは2020年5月7日時点のものです。
リモート面接の種類
リモート面接には、いくつかの手段があります。
先ほどのデータの中で、電気工事会社様が実施していた方法は3種類。
◆ 電話面接
◆ Web会議など、オンライン面接
◆ メールでの面接
以上の3つです。
中でも、電話面接とオンライン面接が主流となっています。
リモート面接のオススメ方法と特色
電話面接・オンライン面接・メール面接のうち、電工魂が最もオススメする方法は、ズバリ、オンライン面接です。
それぞれのメリット・デメリットをまとめると、以下のようになります。
オンライン面接(図中央)は、Web会議を使うことでテレビ電話のように映像が映し出され、相手の表情を見ながら面接を進めることができます。
面接の際、求職者の人柄を重視するのであれば視覚的な情報も重要な判断基準となるかと思います。オンライン面接をおススメするのはそのためです。
ただし、オンライン面接には導入準備が必要です。そのためオンライン面接の次におススメするのは電話面接です。
いまや携帯電話を持っていない人はほとんどいません。企業にとっても、求職者にとっても電話は慣れたツールですので手軽に実施ができます。
ちなみに、電話だけで合否を決定するという企業は少なく、あくまでも一次面接の役割として電話面接を実施している企業様が多いです。
それでも対面する人の数を減らすことができるので、感染防止には有効な手段と言えるでしょう。
面接方法に工夫をしても面接に来る人がなかなか増えない場合には、電気設備業界専門の求人サイトの利用もおすすめです。
無料で導入できるオンライン面接
ここからは、無料で導入できるオンライン面接におススメのサービスをいくつかご紹介します。
◆ ZOOM
とても多くの人が使っているWeb会議システムです。最近では携帯またはパソコンを使って、相手とビデオ通話ができます。
利用者は登録必須ですが、無料で使うことができます。
LINE(ライン)との違いは、相手はURLを送ってもらうだけで通話ができること。友達申請などでつながらなくてもビデオ通話ができるというお手軽さにあります。
弊社でも、他社とのウェブ会議の際に使用しています。
携帯でもパソコンでも使えるので、現場が忙しい在職中の転職者にとってはわざわざ会社に足を運ばなくても面接を受けられるので喜ばれるかもしれません。
公式サイトは こちら
◆ Whereby
こちらは、弊社で実際にウェブ面接をする際に使っている無料のツールです。
先ほど紹介したZOOMと同じように、友達申請などでつながらなくてもビデオ通話ができるという点で求職者にとってお手軽なツールです。
大人数で使用した際、通信が不安定になったこともありますが、1対1でする面接であれば問題なく使用できるかと思います。
説明が英語なので翻訳サイトなどを使って説明を読む必要があります。
公式サイトは こちら
◆ LINE
多くの方が利用している無料通話アプリです。
使い慣れている人が多い分、操作がしやすいというメリットがあります。
友達登録をする際は、個人のアカウントで求職者とつながるよりも、新しく会社の採用アカウントを作ることをおススメします。
この時期だからこそ面接を!
人との接触を避けることが求められると、面接も先送りにしてしまいがちです。
しかし、この時期だからこそ柔軟にリモート面接に対応できると、他社との差別化ができ求職者にとっても応募しやすい会社となるのです。
ぜひこの機会に、「リモート面接」を導入してみてはいかがでしょうか。
◆ リモート面接を導入している企業様のインタビューはこちら
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