その求人票に「魂」はあるか?採用成功のヒント

職人採用のコツ

忙しいからこそ読んで下さい!ないがしろにできない求人票

人が足りず、現場はまさに「ネコの手も借りたい!」といった状況。ありがたいことに依頼は増え、時には社長自ら現場作業…小規模の企業様であれば、よくある状況ではないかと思います。

そんな中で、「求人を作るのに時間なんか割いていられない!事務員さん、ちょっとこれ書いて職安に出しといて!」と、求人票の作成をおまかせしてしまう…こんなこともあるかもしれません。

しかし!採用難のこの時代、社長自ら求人に向き合い、時間を割くことこそが、あわただしい現状を打破するために必要な作業なのです。

作成するときは、求職者目線が大事

まず、出す予定の求人は、ぜひ一度は社長様(採用の部門がある場合は、採用担当者様)自ら読んで頂きたいと思います。そして求人を読む際、ぜひ求職者の目線に立って、いい求人になっているかどうかを確認してみてください。

いい求人か、そうでない求人かの判断は簡単です。

「求職者の目線で読んだ際、会社の個性や、採用したい方に向けたアプローチは伝わってくるか?」ということで、求人の良し悪しが判断できます。

はっきり言ってしまうと、採用難のこの時代に想いが読み手に伝わらない求人票では採用は難しいでしょう。つまり、条件だけで勝負できる時代は終わったということです。どの企業も人手不足の中、なんとか人材を確保しようとお休みを増やしたり、給料を上げたりと条件の改善には力を入れています。

もしも、どこをとっても抜群に条件がいい企業様であれば、条件のみを書いた求人票でも応募は入ってくるかもしれません。しかし「条件では大手さんにはかなわない…」と思うところが1つでもあれば、求人票に想いを込めることが重要となります。

「どうせ、休みの日数や、給与の額できまるんでしょ?」と思う前に、まずは新しい人材にかける想いを、文面で伝えてほしいのです。きちんと魅力が伝われば、たとえ条件が他社と比べて良くなくても、応募の入る求人になります。

求人に込める想いは、採用したい人に合わせて

さて、「求人に想いを込める」際にとても重要なことがあります。それは、「採用したい人の心に響くことをきちんと選んで、想いを込める」ということです。

例えば「若い、フレッシュな人材が欲しい」というときに、「ウチは勤続30年以上のベテランが勢ぞろい!」とアプローチしても、若い人材は「自分と歳が離れている人ばかりだし、やめておこう…」と、逆効果になってしまいます。一方通行にならず、相手に「いいな」と思ってもらえる表現を考えましょう。

【例:業務経験はなくてもいいから20代の若手が欲しい場合】

×悪い例:「当社は勤続30年以上のベテランが勢ぞろいで技術には絶対の自信があります!」

解説…全員が自分より年上で、しかもベテランということだけが伝わると若手で業界経験のない人は萎縮してしまいます。

良い例:「当社にはベテラン社員が多いので、新人さんを育てる体制はバッチリ。ゆっくり経験を積んでいけば、先輩のように確かな技術が身に付きます」

解説…会社の特色を、ねらう層に魅力的に映るよう表現を変えました。この表現であれば、技術を身につけたい若者に「ここならしっかり教えてもらえそうだ」と魅力的に感じてもらえます。

このように、ねらう人材に向けて魅力的に映ることを探し、伝わるよう想いをこめ求人を書きましょう!

文章に工夫をしても思うような効果が表れない場合は、プロが文章を作成する電気設備業界専門の求人サイトの利用もご検討ください。

簡単チェック!求人票を出す前に確認する5つのポイント

最後に、求人票を出す前に会社として決めておきたい方針をチェックリストにしてまとめました。自分の会社はどうか?ぜひチェックしてみて下さい。

CHECK1採用における責任者は明確になっていますか?

解説…「とりあえず求人を出さないと!」では、いい採用はできません。誰が採用責任者なのかをはっきりさせ、求人の作成~面接、入社後の流れまでの担当者を決め、一貫して携わるようにするとよいでしょう。

CHECK2求人票は、責任者自ら作成にたずさわっていますか?

解説…「どんな人を採用したいのか」を定めるのは採用責任者。事務員さんなど、別の人に求人を作成してもらっては、欲しい人に向けてアプローチする求人にはなりません。できる限り、責任者自らが作成に携わりましょう。

CHECK3作成した求人票には「想い」がこもっていますか?

解説…求人にはお給料・お休みなどの条件面の他に、「これから入社する方に期待していること」や「会社の雰囲気・特色」など、あなたの会社ならではのアピールポイントをありったけの想いで込めましょう。有料の求人媒体を使う場合は求人原稿の作成をプロのライターに依頼できることがありますので、その際は求人を作成するライターと、原稿の方向性について擦れ違いがないように打合せしましょう。

CHECK4入った後の応募・問合せ対応の体制は万全ですか?

解説…求人掲載後、応募の連絡や問合せが入ります。その際、なるべく素早く対応することが他社に奪われることなく採用を成功させるコツです。求人の窓口はあらかじめ決めておき、「連絡がいつきても大丈夫!」という状態にしておきましょう。

【CHECK5】応募後の対応~採用後の受け入れまでのイメージはできていますか?

解説…面接は何人で対応してどんなことを聞くか、内定後は誰が教育を担当するのかなど、応募後の受け入れ態勢もある程度は固めておきましょう。求職者にとって転職には不安がつきもの。スムーズかつ手厚く1人立ちまでをサポートすることが、人材の定着に繋がります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。忙しい状況だからこそ力を入れて欲しい求人票。作成のヒントをお伝えしました。「採用できる求人広告のヒント」はシリーズものとして今後も情報を発信していきたいと思います!ぜひ、この記事と合わせて他の記事もご覧ください。

この記事が採用にお悩みの方に少しでも役に立てば幸いです。

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