こんなご時世でも転職したい!
連日報道される新型コロナウイルスの感染拡大。
自粛ムードもあり、世間の動きは停滞気味ですが、そんなムードとは別に「新しいチャレンジのため転職したい!」とお考えの方もいるでしょう。
今回は、異業種から建設業への転職または建設会社から別の建設会社に転職を考えている方向けに、コロナ禍での転職活動をうまく進めるためのヒントをお届けします。
建設業の人手不足はコロナ関係なし!?
まず最初に、建設業への転職をお考えの方には朗報です。
コロナ禍で正社員採用を見送る業種も多いなか、建設業は依然として人手不足のままです。
まずはこちらの図をご覧ください。

こちらは、国内の職業全体で見た正社員の求人倍率を直近1年と2年前で比較したもの。
数字は、ハローワークの応募者1人につき求人がいくつあるかを示す、有効求人倍率という数字です。
昨年は1人につき正社員の求人が1.3社~1.5社あったのに対して、直近1年では新型コロナ感染拡大とともに数字が落ち込み、6月~10月は求人が1人1社未満になるなど、正社員の就職が難しくなっていることがよく分かるデータです。
ニュースでも航空会社の新卒採用取りやめや、大手企業の自主退職者の募集など、正社員を抱えている状態ではなくなった企業があることが報道されています。
しかし、職種ごとに有効求人倍率を見てみると、見え方がガラリと変わります。

こちらは、職業別に見た有効求人倍率のデータです。
1つ前の図で見た職業全体の有効求人倍率は、ここでは赤のグラフです。
対して、新しく追加したのが土木工事(グラフ青)と電気工事(グラフ黄色)に限定した有効求人倍率です。
電気工事・土木工事の職業に限定して見てみると、もともと非常に有効求人倍率が高く、電気工事で求職者1人につき求人がで3~4社、土木工事で4~6社もの求人がある状態。
さらに、コロナ禍においても倍率が下がっていないことがわかります。
それどころかコロナ以前よりも人手不足が進んでいる月すらあり、特に土木工事に関しては人手不足が深刻です。
もちろん、会社によっては、「飲食店とばかり取引していて新型コロナの影響で工事がなくなってしまった」など、個別の事情を抱え社員採用をとりやめている会社もありますが、全体としてはまだまだ人手不足の状態です。
つまり、これから建設業への転職を目指す方はコロナ禍だからといって踏みとどまらず、安心して転職活動を初めてよいと言えます。
なにが変わった?選考方法
求人の量については今まで通りと言えるなか、変わったのは選考方法です。
今、建設業でも感染拡大防止のため、スマートフォンやパソコンでWEB会議ツールを利用したオンライン面接を行う企業が増えています。

オンライン面接の注意点
オンラインで面接を受ける場合、大きく分けて3つの注意点があります。
◆ インターネット環境を整備しよう
オンライン面接を行うにはインターネット環境が必要です。通信が遅かったり、通信機器が古く通話中に固まってしまうなどのトラブルが面接中に起こると、選考がスムーズに進まなくなってしまいますので注意が必要です。オンライン面接を行う際は知人に協力してもらい事前にテスト発信をしてみるとよいでしょう。
環境によってオンライン面接が難しそうであれば、採用担当の方に正直に相談してみることをおススメします。今はオフィスでも感染防止対策を行っている企業が多いので、対面での面接に変更するなど柔軟に対応してくれる企業も多くあります。
◆ 周辺環境に注意しよう
オンライン面接は基本的に自宅で行います。自分の背景には部屋が映りますので、周囲を片づけたり、不要なものが映り込まない位置にスマートフォンをセットするなど配慮が必要です。
また、薄暗い部屋だと表情が曇って見え、印象もマイナスになってしまうかもしれません。光が十分に入る部屋を選ぶか、照明を最大限明るくして臨みましょう。
さらに気を付けたいのは静かな環境で面接を受けることです。テレビや音楽などは消し、同居人のいる方は面接中に声や物音が入らないように配慮してもらいましょう。
◆ 声のトーン、服装マナーに注意!
オンライン面接ではお互いの通信環境が安定しないことも想定されるため、いつも以上に聞き取りやすい話し方を心がけましょう。早口過ぎず、一音一音をはっきりと発音することを心がけてください。
また、面接の服装ですが、何も指定がない場合は基本的にスーツを着用した方が無難です。建設業では、対面なら作業着のまま面接を行うことも多いですが、自宅で行う場合はわざわざ作業着に着替えるのも違和感があります。迷うようであれば面接の前に「面接はスーツでよろしいでしょうか」と質問してみてください。私服で臨む場合も、白いシャツなど清潔感のある服装を心がけてください。

履歴書の志望動機
新型コロナをきっかけに転職活動を考えている方の中には、履歴書にどのように志望動機を書こうか迷う方もいるかと思います。
結論から言うと、新型コロナをきっかけに転職を考えているのであれば、理由を正直に履歴書に記載するのが好印象です。
以下で志望理由の例文を紹介します。
【未経験】新型コロナ理由の志望動機例
異業種から新型コロナを理由に建設業に転職する際、理由の大多数は「今の会社が経営悪化し、安定した会社に努めたい」「不安定な状況に危機感を覚え、一生通用する記述を身に着けたい」というものです。
これらは建設業を目指す立派な志望動機です。隠さずに正直に伝えましょう。
◆ 志望動機例文1
現在はホテルのフロアスタッフとして接客や配膳・清掃等を行っております。新型コロナウイルスによる経営状況の悪化により、会社を退職することとなりました。これからの人生設計を見つめなおし、手に職を付け安定した働き方を実現したいと考え、かねてより興味のあった電気工事業界の求人を探していたところ、貴社の求人が目に留まり、応募させていただきました。
◆ 志望動機例文2
これまで飲食店のアルバイトをしてきました。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに自身の働き方に危機感を覚え、心機一転技術を身に着け職人として活躍していきたいと考え求人を探していたところ、貴社の求人が目に留まり、応募させていただきました。手を動かす作業が好きで、趣味でDIYを行っています。イチからのスタートですが精一杯取り組みますので是非一度面接の機会をいただきたくお願いいたします。
【経験者】新型コロナ理由の志望動機例
現在建設業にお勤めの方であれば、新型コロナ起因の転職理由は「自社の業績悪化」ではないでしょうか。
業績悪化による転職も正当な転職理由とみなされ、マイナスのイメージを持たれることはありません。
理由を正直に説明ししつつ、今までの経験をPRしましょう。
◆ 志望動機例文
飲食店のテナント工事を行う会社に在籍しておりますが、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大による工事中止・業績悪化を受け会社を退職することとなりました。貴社の事業内容を拝見し、これまでの経験を活かし、活躍できるのではないかと考え応募させていただきました。

恐れずに転職活動を!
建設業への転職の場合、新型コロナによる悪影響は多くありません。
時期が悪いと恐れることなく、理想の働き方に向けた一歩を踏み出しましょう。
転職のためには、オンライン会議などのウェブツールをうまく活用することがカギとなります。
パソコンが苦手な方にはすこしハードルが高いように感じるかもしれませんが、慣れてしまえば難しい操作はありません。
ぜひうまく利用し、転職活動を成功させてください。
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