浸水した太陽光発電設備の危険性を経産省が呼び掛け

浸水した太陽光発電設備の危険性を経産省が呼び掛け

大型台風による被害

9月中旬に発生した台風15号、10月初旬に発生した台風19号などの大型台風による被害は甚大なものでした。

千葉県での大規模停電をはじめ、送電線トラブル太陽光発電設備のトラブルなど電気設備の被害も非常に多く、特に千葉県市原市の山倉ダムでメガソーラーから出火し火災が発生した光景はニュースでも大きく取り上げられました。

そのような背景もあり、太陽光発電設備が浸水した際の対応について経済産業省が注意喚起を行いました。

災害時の太陽光発電設備の危険性とは

太陽光発電設備が自然災害に遭い設備の破損が起こった場合、パネルに光が当たると設備が壊れたまま発電が起こってしまうため、感電や火災の恐れがあり非常に危険です。

また設備の一部が川に流され水につかってしまっている場合、万が一川に人が入ると感電事故が起こることも考えられます。

災害時の太陽光発電設備の危険性は、電気工事に携わる方々はもちろん周辺住民にも周知しなければなりません。

政府が呼び掛ける浸水時の対応

経済産業省が呼びかける太陽光発電設備が浸水した際の対応は、以下の通りです。

浸水した太陽電池発電設備は、接近すると感電するおそれがあるので、一般の住民の皆様も含めてむやみに近づかないようにしてください。


太陽電池パネルは、光が当たれば発電をすることがありえます。このため、素手で触ると感電するおそれがあります。周囲にロープを張るなど、関係者以外が不用意に立ち入らないような対策を行ってください


被害の対処にあたっては、50kW未満の太陽電池発電設備の場合は、販売施工業者に、50kW以上の太陽電池発電設備の場合は、選任されている電気主任技術者に連絡し、太陽電池発電設備に充分な知見のある者が作業を行うようにしてください。


復旧作業等でやむを得ず取り扱う場合は、ゴム手袋、ゴム長靴着用等の感電対策を行ってください。水が引いた後であっても集電箱内部やパワーコンディショナ内部に水分が残っていることも考えられます。この場合、触ると感電するおそれがありますので、感電対策を行い、感電事故防止に努めてください。

出典:経済産業省 浸水した太陽電池発電設備による感電事故防止について

大型台風増加で復旧工事の依頼も増加?

一説では、近年の大型台風は地球温暖化が原因で、今後も大型台風が発生する頻度が増えると言われています。

そのため「パネルが壊れたから対応をお願いしたい!」と電気工事会社に依頼が来る頻度も増えていくかもしれません。

今回の台風で取り上げられた浸水被害の他にも、日本は平地が少ないため山間部などの斜面にメガソーラーが設置されている所も多く、土砂崩れに巻き込まれるなどの被害に遭うことも予想されます。

復旧工事の依頼電話が鳴る前に、今一度災害時の太陽光発電設備の危険性を作業員に周知し、作業員と近隣住民の安全に配慮しながら作業にあたって下さい。

当サイトも、現場の第一線で復旧工事にあたる職人さんの安全を祈っています。

参考サイト

経済産業省:浸水した太陽電池発電設備による感電事故防止について(注意喚起)

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